お金への不一致感の原因 | 3年前のしこうの楽しみ

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表に出ることへの不一致感の原因が改善された結果、どこかでつながっていたのか別の不一致感が明らかになってきました。
それはお金に関するものでした。
同じような場所に同じような滞りを認識することで知覚しました。

どうやらそれが主観と不一致を起こしているようでした。
お金という概念に関して主観的には解放されているように感じていましたが、それを引き止めている何かがあるようでした。
意識を向けると解放されてはいけないと感じているようでした。

つまり、心の深い部分でお金という概念に縛られていたいという感覚があったということになります。
これまた、例えばお金の管理ができなくなるなどという、自由になった結果起きてくる望ましくないことを怖れているのではなく、その概念から解放されてしまうこと自体を怖れているようでした。
それがなぜか探ってみると、縛られていないと社会に適合できないと考えているようでした。

確かに一理あると思いつつも、社会に適合できなくなることに対する怖れがあるわけではないので、少しずれた答えのようにも感じました。
もう少し正確にとらえようとすると、それが社会に適合していたいという希望そのものであることがわかりました。
どうやらお金という概念に縛られることを担保に、この希望が叶っている実感を生み出していたようです。

そういうわけで、これを手放してみることにしました。
そのために適合していたいという理由を挙げてみようとすると、実感のある答えはあがってこなく、思考の詮索だけで終わりました。
どうやら、この希望は幻想だったのかすでに形骸化してしまったかのどちらかのようでした。

これが明確になると、社会に適合するという概念の意味がとらえられなくなりました。
そして、それが望むものではなく、意図的に行うものでもなく、あくまで結果的な状態であるということが実感をもって認識されました。
それと共に、自分らしく存在している結果として社会に適合するという価値観が生まれました。

このプロセスにおいて、いつの間にか不一致感は消えていました。
面白いもので、その結果、お金という存在への感謝の感覚が深まった気がしたのでした。

谷孝祐
2014.9.17 15:41