三度目の鉄板焼き | 3年前のしこうの楽しみ

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一週間たたないうちに三度目の鉄板焼きに行きました。
今回は目的に合わせてベストなお店を選んだ結果です。
当日の話の流れというよりは主体的な選択で、二日前に予約しました。

今回は鉄板焼きの王者とも言えるお店でした。
これはあくまで個人的な評価ですが、そう言っても差し支えないくらいの知る人ぞ知る名店です。
実際にネット上でも高い評価を得ているようですし、地方にはそのスタイルを参考にするお店もあるようです。

すでに何度か行ったことがあり自分の中では確実にお勧めできるお店であるものの、鉄板焼きへの足が遠のいたのと同様に久しく行っていないという状況でした。
二夜連続の鉄板焼きを受けて、無意識的に行きたくなっていたのかもしれません。
そんなわけで、主目的ではないものの結果的に食べ比べという色合いも強く入ることとなりました。

そこに行くと前の二店がどうだったのかを明確に認識することになるわけです。
実際には、久々の来店でいつも担当してくれていた焼き手が数ヶ月前に系列店に移動してしまったものの、王者という印象が確かであるように感じさせられました。
同じ土俵で評価するようなものではないのです。

それくらい立ち位置が異なるのです。
鉄板焼きのお店でありながらその枠にはおさまらない独特の世界観を生み出しています。
もちろん料理に関しても別格で、前菜からデザートまで押しも引きもしない一貫性が感じられる完成度の高いものでした。

そして、鉄板焼きでもお寿司と同様に技術レベルが影響することも実感しました。
だからといって前の二店の評価が下がったり美味しかった印象が薄れるわけではありません。
ただ、それくらい違いがあったということです。

そして、その差異が世界観によって生み出されているという発見ができたのは大きな収穫でした。
そこでは、お店の世界観が隅々まで行き渡り、どう在るべきかを規定しているようです。

そんなわけで、ヴィジョンを描き具体的に表現することの重要性も再確認する機会になりました。

谷孝祐
2014.7.11 22:52