目的地に行くまでに一度だけ飛行機を乗り継ぐ必要がありました。
その乗り継ぎ時間は20分でした。
他社便への乗り換えでしたが航空券購入時はあまり考えませんでした。
なぜなら同じターミナルだったためです。
それ以外の便は乗り継ぎが悪いという状況もありました。
しかし、あとで他社便乗り継ぎの場合は25分以上必要ということがわかりました。
航空会社のデスクに確認したところ、おそらく平気だろうということでした。
もちろん到着が遅れて乗り換えができないリスクはありますが、信頼することにしました。
しかし、飛行機が出発すると到着が10分遅れる見込みだということがわかりました。
搭乗口が変更になり、バスで搭乗機まで行くことになった影響だったのでしょう。
客観的にはまずい状況です。
それでも間に合わないかもしれないという懸念は生まれませんでした。
乗り換えできないという選択肢は自分の中にないようでした。
以前であれば、こういう状況ではリスクヘッジのために勝手にあれこれ思考が働いていたように思います。
それは、様々な可能性に対し、それぞれの対処策を決めておくという形です。
今回はそういった思考が全くなくなり、もし本当にダメだったらその時はその時と軽くとらえているようでした。
ここで自分の変化を実感しました。
複合的要因によって客観的事実にも縛られにくくなったのでしょう。
そんなわけで、リラックスして機内で過ごすことができました。
結果的に5分強の遅れで到着しました。
降機すると、ちょうど乗り換えの便のチェックインをするように呼び出されましたが、なんとか間に合いました。
手続きして次の搭乗口に行くと搭乗開始直前でした。
ある意味、結果的に待ち時間のない完璧な乗り継ぎになりました。
何とも言えないスムーズさを体験し、どことなく信頼してよいという、わざわざリスクヘッジを考えることもないという認識が生まれたのでした。
谷孝祐
2014.6.24 2:12