意外な運転のストレス | 3年前のしこうの楽しみ

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マルタにて車を運転している時のことです。
思いのほかここでの運転に自分がストレスを感じていることに気づきました。
ナビがないので自力でたどり着かないといけないという要素が、原因としては大きかったのでしょうか。

他の国よりも強いストレスとなっているようでした。
もしくは、今までちゃんと認識できていなかった可能性もあります。
おそらく、振り返ればリトアニアなどでも強いストレスがあった気がしますが、その時は主観的にはここまで感じていませんでした。

知らない土地での運転なのでストレスがあるのは通常かもしれませんが、個人的には大きすぎるように思いました。
そこで、なぜストレスを生み出してしまっているのか見つめることにしました。
まず具体的に何にストレスを感じているのか探ると、目的地にスムーズに到着できないことについてであることが分かりました。

状況からいえば当然のことでしょう。
しかし、街中を彷徨って目的地を探している時が、一番ストレスが大きいようでした。
知っている場所に向かうのと同じようなスムーズさを求めているようなのです。

時間に余裕があるのに、なぜだかそれを自分に課しているかのようでした。
自分が道に迷うことを許容できていないということです。
日本や先進諸国ではもう少し許容できていたはずなのに、ここではほとんどできていないようでした。

どうやらその裏には早く終わらせたいという想いがあったようで、それが許容のなさを助長したようでした。
ということは、まだこの旅を好きで続けているという認識になりきれていないということになります。
そこで、迷ったからこそ通れた道や町があって、地域の人の生活を垣間見ることができ、それはそれで有意義であり受け取るものがあるということを思い出しました。

そうすると、なぜだか旅は自己成長に有効であるという想いが出てきました。
それは元々認識していたことですが、再確認することで好きでやっているという主観を定着させてくれたようでした。

自分の中ではなんとも変わった展開でしたが、ひとまず道に迷うことへの許容はできたようで、迷ったらそれなりに楽しめそうな気がしたのでした。

谷孝祐
2014.6.3 16:05