4度目の熊本へ | 3年前のしこうの楽しみ

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思い返せば、この1月には4回も熊本に足を運びました。
全てが同じ目的ではありませんが、自宅から離れた場所にここまで頻繁に通ったことは初めてかもしれません。
冬にスキーのために白馬へよく行く年もありますが、完全にはまっている人のように毎週のように往復したことはありませんでした。

今回は、その体験から気づいたことがありました。
それは、ずっとその土地にいるよりも、微妙な変化を感じられやすいということです。
仕事の都合で定期的に熊本へは行きますが、ここまで変化を知覚したことはありませんでした。

気候や季節の変化、街の雰囲気の変化などが立体的にとらえられます。
一ヶ月に一度くらいであれば、変わっていて当然と無意識で思っているのか、ここまでの立体感を感じられませんでした。
もしかしたら、大きく変わっているので、むしろ変化と認識しにくいのかもしれません。

もちろん目に映る景色はそこまで大きくは変わっていませんが、感じられる何かが大きく変わっていて、別の場所のように感じている可能性はあります。
そうであるなら、あくまで観念的に同じ場所と認識しているだけなのかもしれません。
それとともに自分自身の変化もあるわけで、目に見える範囲では変わらないものが、時間を追って同じように感じられなくなっていく方が、むしろ自然なことのようにも思います。

4度目の熊本へきっと感じられる変化というものは刻一刻と無段階的に起きていて、その蓄積が大きな目に見える変化へとつながってくのでしょう。
であるならば、どこの場所も誰でも、毎日毎日変わっていっていると考える方が妥当かもしれません。

さて、今月四度目の熊本では雲一つない快晴が迎え入れてくれ、風景を堪能することができました。
もともと、それが十分楽しめる場所に行く予定だったので、タイミングが良かったのかもしれません。
島々の向こうに向かう落日が、まるで刻一刻と続く変化を目に見える形で表現してくれているかのようでした。

日常の中でも同じように変化を楽しんでいきたいと思ったのでした。

谷 孝祐
2014.1.31 10:55