自分が反応した瞬間を切り取り、そこから反応の原因となった種を取り出せるようになると、やっと反応そのものを扱えるようになってきます。
反応そのものを扱うというのはどういうことかと言うと、それが不要な反応であるならば、その反応が起きない状態になるべく、反応の種をなくしていくということです。
これがうまくいったのであれば、同じような刺激が次にやってきても、同じような反応が自然と起きなくなるということです。
例えば、以前であれば優秀に見える人の前にいると緊張して話ができないでいたのが、種がなくなると、いつの間にか緊張するという反応がなくなり話せるようになるといったイメージです。
なので、種を持ったまま無理やり感じないことにして行動するのとは違います。
もちろん、この方法でも根本的改善がなされることもありますし、現実に好影響をもたらすこともあるので否定しません。
むしろ、強引に反応をコントロールする力が必要な時もあるかもしれません。
ただ、無理やり行うと、反動で違った反応を生み出すというデメリットもあります。
なので、確実な方法として、反応の原因を取り除き、不要な反応そのものが生まれない状態になるなることが理想でしょう。
不要な反応が生まれなければ、反応するエネルギーもそれを評価したり制御したりというエネルギーも必要ないので、穏やかで楽な精神状態にいることができ、自分にとって重要なことのみに注力しやすいので、願った現実をより構築しやすくなるでしょう。
では、どのように見つけた種を改善するのでしょうか。
基本は、顕在化された原因の種を意識上に置き続けるというだけです。
シンプルな反応の種であれば、やがて消えてなくなっていきます。
ものによっては瞬間的に消えてしまうこともあるでしょう。
しかし、大きかったり複雑なものの場合、これだけでは消えないこともあります。
そういった時は、イメージの中で、その種をほつれた糸のように見たててほどくようにしてみたり、胸に当てて感じてみたりしてみましょう。
うまくいくと、種が小さくなっていきます。
逆にうまくいかなそうに感じた時は、すぐにそのように扱うのはやめて、置いておくだけにしましょう。
無理をすると余計にこんがらかってしまいます。
また、言語的に種を分析するという方法もあります。
反応の種は、その種ができた時の自分の想いが主成分です。
なので、いつどのような想いによって作られたのか、たいがいその想いは一種類ではなく数種類あります、を明確にすることで消えていくこともあります。
もちろんこの方法も、混乱の方向に向かいそうになったら中断して置いておくだけにしましょう。
こういった方法の組み合わせで、かなり根深い反応も改善できるようになりますが、一番のポイントは焦らずゆっくり行うことです。
それは、ほつれた時に別の反応の原因を生み出しかねないためです。
2013.7.3 17:13 谷孝祐