忘れないための方法 | 3年前のしこうの楽しみ

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何かの折に忘れ物をしてしまう経験は、ほとんどの人がお持ちかと思います。
それは、実際には持って行かなくてもいいものを必要なものだと思い込んでいるだけであることもあります。
この場合は支障がないので、良いでしょう。
むしろ、なぜそれを持って行こうとしたのか見つめる機会になります。

しかし、時にそれがなければどうにもならない重要なものを忘れてしまうこともあるでしょう。
例えば、海外旅行に行く時のパスポートとか、コンサートに行く時のチケットとかというようなものが考えられます。
気を張っていれば、そのリスクはかなり避けられますが、安心感の中に生きていると、それ自体が難しいこととなるでしょう。

忘れないと強く意識しそこにエネルギーを割くことで、実際に忘れないようにすることができるわけですが、これはどちらかというと不安ベースの行為であり、安心感が増してくるとこの方法は難しくなっていきます。
この安心感が増す過程において、以前よりも忘れ物が増えたと否定的にとらえてしまうこともありますが、必要なのは認識を変えて自然に忘れない状況を作っていくことかと思います。

基本的に、忘れないという認識は、忘れるという現象を引き起こしやすい認識です。
これは、「~しない」という認識の「しない」という部分を潜在意識ではとらえにくく、「~」にあたる部分を現実化させやすいという考え方からきています。
自然体に近づくと、忘れないという認識はこのカラクリに引っかかりやすくなります。

では、どのように認識を変えたら効果的なのでしょうか。
忘れないという認識を、~するという認識に変えれば良いのです。
自分の感覚にあった、~にあたる言葉を探すわけですが、基本的に反対の意味を表す言葉を持ってくれば良いでしょう。

つまり、この場合は忘れないの反対である全て持っていくとか全て持ってくるとか完全に覚えておくとかといった認識になるということです。
そして、頭に忘れないという言葉がよぎった時に、毎回訂正して認識の取り方を修正していくのです。

簡単にはいかないかもしれませんが、それを繰り返すことで自然に訂正した認識ができるようになれば、修正完了でしょう。
忘れない、のようにほとんど多くの人が使う認識の修正は案外難儀ですが、だからこそ波及効果もありそうに思います。

2013.5.29 08:50 谷孝祐