思いがけないささやかな遺産 | 3年前のしこうの楽しみ

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たまにふと自分の変化に気づくことがあります。
それは非常に些細なことだけれど、その選択を積み重ねることで大きな違いを生みそうな変化です。

意図的にそのようになろうとしたわけではなく、何の因果かわからないけれど結果的に起きた変化です。
そう考えると、変化の起点はやはり選択の変化にあるように思います。
今回は、夜寝る前のことでした。

気づいたらできる限り、その日のうちに済ませるべきことは済ませてしまおうという意識が強まっていました。
もちろん、以前もそのような感覚がなかったわけではありませんが、それがよりブラッシュアップし、質的な変容を遂げたように感じます。

すでに夜遅く、次の日の朝を考えるとすぐにでも寝た方が良さそうな状況下、先延ばししても全く問題ない作業を済ませてから寝るか、翌日に見送るかという選択でした。
作業自体は30分程度のものです。

今までであれば、眠れないという理由がなければ見送るという選択をしていたと思います。
選択といってもフラットなものというよりは、差し支えなければ寝ることが前提で、念のため本当に差し支えないのかを確認しているというイメージでした。

しかし、何の影響か、済ませてしまおうという選択が自然に出てきました。
何かの滞りがなくなったのでしょうか。
先送りすることの魅力は睡眠時間が確保できることで、済ませてしまうことのメリットは気分的なスッキリ感でしょう。

以前はこのような状況では肉体的な利益を選択していたところから、気分的な利益を優先するように変化していたようです。
何かのトレーニングの成果が、肉体の制約を少しはずしてくれたのでしょうか。
少なくとも睡眠不足のデメリットを以前ほど感じていないようです。

そこで思い出したことがありました。
若い頃は睡眠時間が少なくても意識的に自分をコントロールして、そのデメリットを十分に感じていなかったのです。
近年しばらく続いた、比較的睡眠を優先する姿勢はその反動で、それが十分な状況になったことでフラットになったのでしょうか。
せっかく良いバランスになったのであれば、このバランスを保っていきたいと思います。

2013.5.21 12:42 谷孝祐