セルフイメージ | 3年前のしこうの楽しみ

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多くの場合、自分に対するイメージというのは、ずれているように思う。
もちろん完全に一致することは不可能かもしれないし、他人から見たイメージが正しいとも限らない。
だから、自分がどのような人間であるかを正確に知ることは非常に難しい。

しかし、あまりにずれていると不具合が出てくることも多いようだ。
おそらく、その不具合は、そのずれた認識を正すために起きてくる。
そういった意味ではありがたいことなのだけれど、現象自体はひどく辛いものだったり、悲しいもののこともあるかもしれない。

このセルフイメージの中でも特に重要なのが、自己否定とか自己肯定と呼ばれるものなのかもしれない。
ここに関する大きなズレは、悲劇的に見える現象を引き起こしやすいように思う。

ほとんどの場合、実際の自分に比べて自己否定が強いというケースになると思けれど、この時に起きる現象は、自己否定が強いということを認識させるベクトルで起きる。
言葉だけだと、当たり前に思えるが、これが厄介でもある。

つまり、強い自己否定を修正するための現象が起きるわけではないということで、単純に自己否定を感じなければならない現象が起きるということである。
結果的にそこから目をそむけると、さらに自己否定が強化されてしまう可能性がある。
簡単に言うと、自分がいけないと思わす現象が起きるということだ。

こういった時に負の連鎖に巻き込まれないためには、客観性のある正しい認識を持とうとすることだ。
かといって、その時に突然正しい認識を持とうとしても不可能に近いので、正常な精神状態の時に練習しておく必要がある。

もちろん主観も重要だけれど、常日頃、客観的にみた場合の情報を自分の中に蓄積しておくことで、いざという時にそれが使えることが多いかもしれない。
自己否定の現象化したものを見て、自分が悪いという感覚になってしまっても、状況を分析するためのツールになってくれることだろう。

何となく、最近はそんな現象が起きやすいように思う。
それは、集合無意識に蓄積した自己否定が現象化しているのだろうか。
そういった波に飲み込まれる前に、対応したいものだ。

2012.11.27 07:12 谷孝祐