荒野の中で | 3年前のしこうの楽しみ

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荒野の中で 東京から名古屋くらいの距離を移動しました。
ほとんどが、荒涼とした乾燥したエリアで変化がほとんどないようなところでした。

運転しながら疑問に思ったことがありました。
日本でその距離を移動する時は、必ず一度は休憩するしそれなりに疲れるものですが、このような状況では比較的楽にこなすことができるのです。
もちろん全く疲れないわけではありませんが、単純に座り続けていることの疲労のように思います。
今回もノルウェーで500キロほど一気に走った時のように、目的地までノンストップで行きました。

この違いはどこにあるのでしょうか。
単調で判断を要する回数が少ないのでしょうか。
意識が違うからでしょうか。
状況が良いからでしょうか。

ノルウェーの場合は道路状況も良かったのですが、今回は決して良いとは言えませんでした。
判断の回数や意識の違いはあると思います。
日本で運転している時に似たような状況がないか思い返してみました。
比較的、快調に走れている車の少ない時は近いように思いました。

そこで気づきました。
マイペースに走れているかどうかによって違ってくるのだと。
日本に比べ、海外の運転を取り巻く環境は良くないことが多いのですが、裏返せば割とみんな好きなように走っているように思います。
それでこちらも自由に走らせてもらえるのかもしれません。

途中、警察に止められました。
制限速度で走っていたのに、なぜかと思ったら、乗せて行ってくれないかと。
新手のヒッチハイクでした。

行き先が違うので断りましたが、この国の警察は陽気で楽しそうにしている人が多いように思いました。
エリアが変わるところに警察のチェックポイントがあるのですが、それもあまり硬い印象がなく、フレンドリーな感じでした。
もちろん相手を見てだと思いますが、わざわざ高圧的にしない態度は好感が持てました。

ホテルから空港に送ってもらったドライバーも、この国の警察に誇りを持っているようでした。
どことなくグルジアを思い出し、警察への信頼感は治安維持の上で最重要なのだと改めて認識しました。

2012.10.28 13:57 谷孝祐