大阪のビジネス研究会を行っている途中、休憩の時に重大なことに気づきました。
それはビジネスと自己成長の関係性についてです。
自分自身の感覚の中では当たり前のことのように感じていて、明確にお伝えしたことがなかったように思います。
そのことで、勘違いを生み出していたら、申し訳ありません。
とかく、ビジネス寄りになりすぎたり、自己成長寄りになりすぎたりする人を見てきましたが、この関連性を理解することで、そのようになるリスクを軽減できるように思います。
そもそもなぜこのような現象が起きるのかというと、種種の自己啓発やビジネス関連の書籍またはコンテンツなどで、ビジネスの成功に自己成長が重要であるというような印象を持ちやすいためかと思います。
そのため、自己成長していればビジネスもうまくまわるという幻想に陥りやすいのかもしれません。
私も主観の上ではこの幻想に縛られたこともありました。
また、逆に自己成長のためにビジネスを活用しようとすると、自分自身の課題がビジネスに投影されることで、全てがそこにあるような幻想に陥りやすいのかもしれません。
実際は、両方のバランスによって事実にもなりうるし、幻想にもなりうるものでしょう。
つまり、自己成長とビジネスが関連し合う立ち位置においては事実だけれど、関連しない立ち位置では幻想になるということです。
関連する立ち位置とは、目的と手段が明確に認識されていてそこからぶれないことを指します。
要するに、自己成長のためにビジネスをしているという認識かビジネスのために自己成長しているという認識のどちらかからずれないままでいるということです。
これ以外は、全て関連しない立ち位置になります。
もちろん、この二つの認識を行ったり来たりするのもぶれていることに含まれるので、関連しない立ち位置になってしまいます。
また、自己成長のためのビジネスをしているというように一文字違う認識でも関連が弱まってしまいます。
なので、先ずは目的と手段を明確にし、常に目的と認識すべき文章を覚えていること、それを行動の指針としていくことが重要でしょう。
しっかりと関連性ができてくると自然に循環するようになってきますが、そこまでが辛抱だと思います。
もちろん別々に捉えて別々に扱うことも可能ですが、それが本当にできるなら、結果的に自動的に関連してしまうことでしょう。
それくらい、正しい認識を持ち続けることが重要であることを何かが教えてくれているのかもしれません。
2012.9.25 16:21 谷孝祐