どこの集合意識に属するか | 3年前のしこうの楽しみ

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オープンカフェで、隣の桟橋の巨大スクリーンで放映中のサッカーを観戦しながら思う。
自分のいる場所に応じて、感じることや興味を持つこと、適した行動に変化が出ることについて。

もちろん、根本的にはその土地の磁場が影響を与えていて、それとある程度同調することで、普段とは異なってくるのだろう。
それと同時に、その国の集合無意識への同期も大きな影響があるのではないだろうか?
人や状況によっては、後者が絶対的に多いな要素である場合も多いかもしれない。

試合はユーロ2012。
ヨーロッパのワールドカップ代表を決める大会で、その試合が毎日のように行われ、中継されている。
おそらく日本でも見ることは可能だろう。

でも、その土地で見ると、日本で観戦するのとは何かが違うように思う。
もちろん同じようにテレビなのだが、臨場感やリアル感が格段に高いのだ。

一番感じるのは、ヨーロッパの人は、日本人に比べると圧倒的にサッカーが好きなんだということ。
これが、知識レベルではなく感覚に浸透してくる。
一緒に応援しているような、自分がどちらかのサポーターとしてのみこまれていくような感じすらあるのだ。
これは明らかに集合意識の影響だと思う。

と同時に、少しのみこまれてみると、その集合意識にコネクトしやすくなる。
これは、面白い発見だ。

日本にいると否が応でも、日本人の集合意識に属さざるを得ない。
海外の場合、もう少しフラットに選択できるようになる。
その国の集合無意識にコネクトするのか、日本人の集合無意識に属したままでいるのかという選択だ。

このように表現すると難しい感じもするが、何も難しいことはない。
要は、その土地の流儀に従うか、日本にいる時の価値観を貫くかという選択だ。

もっと簡単に言うと、その土地の食事で過ごすのか、日本にいる時と同じような食事で通すのかという程度のことでも良いかもしれない。
どちらが良いわけでもなく、ただ、その土地の集合意識にに同調してみることで今まで感じられなかったことや見えなかったことに気づく可能性が高くなる。

そういった意味でも、知らない土地に行くことは、非常に意味があることだろう。

2012.6.14 11:19 谷孝祐