今年の漢字が発表された
「輪」
五輪招致の輪、人の輪
清水寺で発表、つまり生まれてきて一番自分が住んでいるところから近所で今年の漢字が発表されたことになる

やはり自分の中でのビッグニュースは下宿を始めたこと
正直に言って一人暮らしは楽で、自由で独り立ち気性の僕にはピッタリハマっている

両親とも綺麗好きという遺伝は無いのだけれど、なぜか僕は綺麗好きで自宅の数倍居心地は良い
けれど自宅の居心地とは別物で、人が数人同じ家に暮らしているという事実だけで家の温度は2.3度上がる

親が作ったというだけで、自分の作った親子丼よりダシが良く効く

歳を取って、結婚して、どちらかが先に天国に行って、また一人暮らし
これは僕にはできないなー

話題は相関性を見せて、一人暮らしが始まったと言えばのもちろんバイトも新しくなる

祇園の高級焼肉屋で始まったバイト生活も今となれば半年を優に超えた

バイトをすぐ辞めるやつは社会に出ても確実にやっていけないと豪語しているものの、運良く人に恵まれただけなのかもしれない

歳は変わらないけど、正社員としてやってる人もいて、自分で金を稼いでいる人との間にある、なにかわからない差を感じながら色々なものを吸収している

上座、下座だけでなく接待の場合は人の顔色を伺いながら料理を運ぶし、肉に関するありったけの知識を客にぶつけて喜ばせることも嬉しい

嬉しいだけで済むことでは無く、こんなくそじじいが何故こんな美味い肉を食べられるんだろう
くそじじいが肉を食べられる日本も地に堕ちたなとか考えるときもある

僕はくそじじいになりたくない

着ているものに限らず、心がおしゃれなお客さんもたくさんいて、かつお金持ちならなお良しである

お客さんのだいたいがキャバ嬢なのだけれど

あんまり書きすぎると、冷蔵庫に人が入っただけでテレビに映れるご時世なので怖いからやめとく

話は戻って、三月四月は新歓に勤しんでいた

バイト先の社員曰く
谷尻は嫌らしさを感じさせず女の子と仲良くなるのが特に上手い
らしく、新歓でもそれが功を奏してかアホみたいに一回生が入ってくれた



話は飛んで九月には実質初となる海外にいった
行き先はタイの首都バンコク

これが本当に面白かった
アジアの恐るべき熱気に飲まれながら飲んだビール
微笑みの国は、あまりにも暑くてやってらんねーよ!で確かにみんな苦笑いしてた
あと、無意味にバンコク市民はそこら中に座っていて、彼らがもうちょっと働けば国も成長するんだろうな

なんにせよ、その旅は人生観を2°ほど狂わしてくれた

まぁ色々あったのだけれど、疲れたからこのくらいにしとく

あっもうひとつ
大学来てからクリスマスが嫌いになった
なぜかわからないけど、この時期になるとCMやら何やら全てにメリークリスマスのアレンジ加えないで頂きたい

良いお年を!
昨日で、僕の一つ上の代のウインドサーフィン部の正規練が終了した

小中とキャプテンをやり、高校は副キャプテンとしてはまたにをフォローして来た経験があるので、一つの団体を運営して行く苦労と責任は人より少しはわかる気がする

今年のウインドサーフィン部の雰囲気がくれた印象
主将の小松さんが持つカリスマ性に尽きる気がする

副キャプテン二人の計り知れない仕事が支えてるのはもちろんだが、小松さんは凄すぎる
人間はああも馬鹿でカッコ良くなれる意味がわからん

誰にも真似できないと思った

次は自分たちの代がウインドサーフィン部を運営して行くことになる
自分たち36期はバラバラで正直雰囲気がよくなるとは思わない

本音はキャプテンをするのは嫌だ
多分僕がキャプテンをやればウインドサーフィンよりも部活運営に気を取られる心配がある

中学なんて、野球が面白いと思った瞬間はほとんど無かったし、高校のハンドボールは試合の度に身体が動いてくれなくて辛かった

面倒くさい
でもこれは甘えであって部に責任を持たないまま卒業できるとも思っていない

仮にも成人近い人間の集まりである大学の部活
自分がキャプテンをフォローする側でも、キャプテン側になったとしても36期には責任を感じて一つ一つの行動を取って欲しいと思う

また辛くてやりがいのある一年が始まる気がする
部活のちょっと卑屈な二人に勧められて最強の二人を見た

身体の自由が効かないが、なかなかユーモアの心を持った大富豪のお爺とスラムの思い切りのいい貧困層の黒人青年の物語

映画の出だしはパリのオレンジ色の電灯に照らされた、綺麗な道をスポーツカーでぶっ飛ばすシーンから始まる

earth & Wind.Fireのセプテンバーの挿入タイミングによりこの映画のハイセンスさが全て表されている

セプテンバー知らない人は是非一度夜の車で神戸を走りながら聞いて欲しい
もし免許持ってないなら免許を取ろう、TOYOTA
それか免許持ってる恋人つくろう、ほととぎす

道を外れたことが無い富豪の人々が無茶苦茶な黒人くんに惹かれ、ともに踊り出す
新しいものに惹かれる人々
視聴者もどちらかといえば青年に着いて行く側の心境で見ることになるだろう

新しいこと
話は変わるけど、大学生活において新しいことを探していた
少し正解がこのセプテンバーに見つかった

それは海外にあった
具体的に言えばタイのバッポン通りにあった

いわゆる歓楽街であるバッポン通りにはゴーゴーバー(一階がBAR、二階が風俗)といわれる店が軒を連ねる

その店の前には、それまたセクシーな女性が手招きしてこちらに視線を送る

そのエロすぎる視線の雨を抜けて、少し目線を店の中に向けると、中では爆音のダンスミュージックと共に無数のポールダンス娘

やましい興奮がないこともなかったが、あまりの異世界に震えた
君の価値観は小さいね
ってタイが言ってる気がした

なぜか自分もポールダンスすることになるとは思いもしなかったし、そのポールダンスは僕の人生において有益かはわからないけど、とにかくポールダンスから豊かな想像力を貰ったことに違いは無い

ファンファーレと熱狂
なるほど小山田君