兵庫県 「神子畑(みこばた)選鉱城跡」に行って来ました | 暇人「たにやん」のひとりごと

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  こんにちは、暇人たにやんです。

 

兵庫県の北部エリアにある朝来(あさご)市。

 

そこには「神子畑(みこばた)選鉱場跡」があります。

 

 

 

 

神子畑鉱山は平安時代に開山され、明治時代に最も栄えたところです。

 

近くに生野銀山があり、一時、その支山として江戸幕府の管理下に置かれていました。

 

銀や銅、錫などの金属類を産出する明延(あけのべ)鉱山があり、その明延鉱山から運び込まれた鉱石を選鉱するために大規模な砕石場やインクラインの傾斜軌道などが備わっています。

 

 

 

そして、何といっても見ものは脱水・濃縮するためのろ過装置であるシックナーです。

 

 

 

この設備の外観はその巨大さ故に異様で、まるで宇宙基地のようです。

 

百尺シックナーと呼ばれる直径30mの円形のろ過装置は映えます。

 

毎年、4月の中旬ごろに桜まつりがあり、この時は、特別に選鉱場の上部が公開されます。

 

上部から見るシックナーは目を見張るものがあります。

 

 

今年は桜の開花が比較的早かったため、桜まつりが4月6日に行われました。

 

特別公開のバスが10時にスタートするため、7時半過ぎに自宅を出ました。

 

早く出た割には10時前にぎりぎりに着きました。

 

最初の第一陣のグループ10数名に何とか入ることができ、バスに乗り、高さ75mの装置頂上まで登ります。

 

途中、線路跡があり、ガイドさんによると、昔、鉱石をこの線路で運んだとのことです。

 

この施設は、以前、不夜城と呼ばれた東洋一の選鉱場で、一世を風靡したようですが、現在は建屋は解体され、基礎部分だけを残しているだけです。

 

コロナ禍で一時期は桜まつりも中断していましたが、コロナ禍が明けた昨年からまつりも復活し、念願の見学が出来ました。

 

関係のみなさんとボランチアガイドの方に感謝です。