早世作家に光を当てた「ひとり出版社」 | 暇人「たにやん」のひとりごと

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日本の出版社は2900社ほどあります。

 

その中でひとりまたは数人で行っている出版社を「ひとり出版社」と言われています。

 

「ひとり出版社」はパソコンでの書籍編集が可能になったことから増加傾向になります。

 

「ひとり出版社」は特定の作家や分野、地域に特化して出版することができるので、特色が出せることも強みです。

 

その「ひとり出版社」が早世した特定の作家を追っかけて刊行したところ、半年で2万部も売れたようです。

 

「ひとり出版社」は元新潮社の編集者で「パームブックス」の加藤木(かとうぎ) 礼さん。

 

早世した作家は(あかぞめ)晶子さん。

 

 

赤染晶子さんは、2004年に短編「初子さん」でデビュー、2010年に「乙女の密告」で芥川賞を受賞しました。

 

 

2019年に急性肺炎で45歳で亡くなりました。

 

もともと加藤木さんが新潮社時代に赤染さんと接点があり、また、編集担当者であったことから今回の流れになったようです。

 

出版されたエッセー集は「じゃむパンの日」。

 

新聞などで発表された55編が収録されています。

 

くすっと笑える生活目線がネット上で人気が出ているようです。

 

 

加藤木さんのコメントによると

 

「書店で見かけなくなったことがもどかしかった。赤染さんのためにも何かできないか」

 

と言う想いから今回の出版に繋がったとのことです。

 

今度、この「じゃむパンの日」を読んでこのブログに書いてみることにします。