市スポーツ施設の活用及び整備等に関する特別委員会【令和3年10月】② | 谷井おさむのゼロ距離市政

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橿原市議会議員谷井おさむが市政や議会についてあーだこーだ言ってます。

市スポーツ施設の活用及び整備等に関する特別委員会【令和3年10月】②

 

 

 

橿原市議会の議論が前に進んでいない大きな理由は、橿原運動公園、橿原公苑の土地をどうするかの意見がまとまっていないからです。

 

 

最初、県は橿原運動公園(30ha)と橿原公苑(10ha)の全部交換を提案してきました。

 

一方、橿原市では橿原運動公園に40年間170億円もの時間とお金をかけていますので

全部交換に反発する議員からは、一部交換、定期借地の意見が出ています。

 

 

 

 

県提案の全部交換の場合

 

土地の広さが3倍違う事

橿原公苑側10haには借地が含まれる事

上の建物は老朽化が進んでいる事

 

などの問題点がありましたが、

 

土地、施設の交換で出た差額分は金銭で補填する(等価交換)

借地は交換までに県が解消する

施設の存置、廃止、解体などは橿原市の財政に負担のないようにする

 

との県からの回答がありましたので、全部交換の場合それらの問題はクリアできるでしょう。

 

 

一部交換、定借の場合は橿原市から県に提案していかなければいけないので、限られた時間で研究調査を行っていく必要があります。

 

 

一部交換の場合、橿原市で無くなってしまう施設の補完整備、既存施設の維持管理の費用負担が今の橿原市の財政力で可能なのか。

 

また定期借地の場合、たとえ市議会でまとまったとしても、その後県がどのような条件を出してくるか。

 

まだまだ色んな事が情報不足でハッキリとわかりません。

 

僕としては全部交換だけにこだわらず、市民の利便性、財政面、経済面など、一番プラスになる方法を判断したいと思っています。

まだまだ情報が足りないので、行政には早急な対応を願いたいと思います。

 

 

そして議会としての意見をまとめて、この事業を前へ進めて行かないと、ただの時間の無駄になりかねません。