市スポーツ施設の活用及び整備等に関する特別委員会【令和3年10月】① | 谷井おさむのゼロ距離市政

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市スポーツ施設の活用及び整備等に関する特別委員会【令和3年10月】①

 

 

新たに県から市に対して、一体的整備について提案書が示されました。

 

提案書の中身は、県がかなり橿原市に譲歩している内容になっています。

有利な内容がたくさんあるのですが、その中でも特に私が思う大きな部分として

 

 

①  [橿原運動公園] 既存施設や整備の支障となる物件等の撤去・処分は、協議のうえ、県が全部又は一部を負担する事も検討する。

 

②  [橿原公苑] 既存施設の存知活用を希望の場合は、存知施設の維持管理費は県が負担。国体後の撤去についても県が負担を検討する。

 

 

の2か所です。

 

 

 

 

この点について交換が行われたとして説明いたします。

 

まず①に関して、

橿原運動公園北側の曽我川沿いには過去にゴミが廃棄されていた経緯があります。これが整備の際に出てきた場合、もとの所有者である橿原市に処理対応の責任がありますが、これを県も負担する事を検討するという事と私は捉えています。

これは橿原市のおおきな不安材料が一つ軽減されることになります。

 

 

また②について、

令和2年12月18日の協議資料の中では、橿原公苑の既存施設は「国体終了まで維持管理を願いたい」と奈良県から打診されています。これがすべて県負担になったという事は維持管理20億円(現状かかっている費用10年間分)+撤去費用がういたという事になります。

撤去費用は既存施設の存廃がまだ決まっていませんので不明ですが、橿原市にとってかなり有利な条件になっています。

 

 

 

 

その他にも多く有利な条件を提示して頂いていますので、奈良県の歩み寄りを感じる提案書になっていました。

個人的には本当にありがたい提案だと思います。

 

 

しかし、議会の反応はバラバラで議論の内容は1年前と変わっていません。

 

 

早急に意見の相違部分を整理して建設的な議論を行うようにしなければ、計画が遅れるだけでなく頓挫してしまう危険性があります。

 

もう残された時間はあまりありません。