決して専門でも好きでもないのだが
海工事を担当して2年半。
厄介なのが、とにかく海の状態に左右
される事だ。所謂、海象ってやつね。
港から現地まで交通船で30分。
それもまぁ小さい船なので、少しでも
波が高いと心底怖い。船長への信頼
が必須なのだが、出会ってからさほど
経過しておりませんので、まだ信頼を
得るには時間が必要です。
着桟時にたまに激突する事もあります
のでむしろ関係は悪化方向。
航行の可・不可は予報を見て判断するの
だけど、最終的には船長に任せるわけ
ですが、ここでも信頼関係が影響します。
ははぁ。今日は面倒なんだな・・
と思うこともあります。
予定通りに進めたいのだがこの時期は
なんだか海の調子も悪く、1週間に1回
しか現地に行けないこともありますので
いろんな意味でしんどいです。
起重機船(クレーン船ね)も使用しますが
これがまた更に波の影響を受けますので
最良の海象の日を狙うわけですが、それ
もそんなに簡単に来るわけでもないし
計画した日に波のない日がうまく来る
可能性も低い。
できるならこんな工事担当したくない。
稼働率50%以下ですから。
といって誰が悪いわけでも無く、下請の
会社とは良好に楽しくやっているので
それはそれで満足もしている。
昨日で飛びっきりハードでメインの作業も
終わり、今日は珍しくのんびりした作業。
そんな日に海はベタ凪。
この時期ではめったに見られない。
海が湖のようになります。
波がまったくないのです。
いろんなストレスやら疲労やらあり
ますが。
こういう景色を見ると少しだけ心が
穏やかになります。