息子にやってくれ
今日もいいお天気の2コギ地方
え~もん
~命~
同級生のY君は、小学校の4年か5年くらいやったかなぁ?
主治医から「白血病で小学校卒業までは、生きられない」と辛い宣告を受け
病気と向き合い・闘う選択をし、辛い治療も頑張って受けておられました。
お父さんは、地元の神社に一日も欠かすことなく毎日お参りをされ
そのかいあって?小学校・中学を無事卒業。
高校に入って抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜け(再発?別の癌なのかは聞いてない)
思春期ですから・・・カッコ悪いと?かつらをつけて登校・・・
でも今みたいに、見分けが付かない?ものではなく
当時は、見るからに『カツラ』とわかるから、
病気の事を知らない人に、ジ~とみられたり・からかわれたりして・・・
「学校に行きたくない」って言ったみたい
父「本当なら、小学校は卒業出来ずに死んでる所を
高校に入るまで生かしてもらえた、その事を感謝すべきじゃないのか?
からかわれる事が何や?他所の奴が、どう・こう言おうと放っておけ」
と・・・翌日お会いした時に、こんな事いいよんねんって仰ってました。
どんな嫌な事があってもは、Y君は休まず学校へ行っておられましたが・・・
残念ながら、帰らぬ人となりました。
何年かして、自殺した同級生のお葬式の時・・・
父「彼は、とても辛い事があったのかもしれん・・・俺の息子は・・・・
生きたい・生きたいと言いながら、死んで行きよった。
生きたくても、生きられへんかったんや。
いらん命やったら、その命を息子にやってくれ」
と泣いておられた姿が、今でも忘れられません。
先日、Y君のお父さんに出会って・・・
父「いくつになった?」
「Y君と同級生やし、誕生日来たら○○才になるねん」
父「そうかぁ・・・あいつが生きてたら、そんな年になってるんか」と
思い出して、目頭を押さえておられました。