『ダーウィン事変』/うめざわしゅん
物語には真理を伝える力がある。
そう信じている。
ファンタジーには現実を思い知る力がある。
そうも信じている。
半分ヒトで、半分チンパンジーの「ヒューマンジー」である、主人公・チャーリー。
彼が届けてくれる言葉は、恐ろしいほど真理で、冷たいほど現実で、それでいて暖かく優しい。
見て見ぬふりを許さず、当たり前に、試すように、善と悪の境界線を突き付けてくる。
痺れるほど喰らう。
僕の大好物が詰まった作品です。
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谷口賢志