先日、かめおか子ども新聞の子どもたち5人が
谷石材店に取材に来てくれました。
テーマは「お盆」「お墓参り」だったのですが、
みんなに素朴な疑問をしてみました。
Q:お墓はどんなところ?
怖いところ。
→どうして?
→骨が入ってるから。
→幽霊が出るから。
※こんなイメージね!肝試し的な??
Q:お墓にだれが眠っているか知ってる?
→知らない。
※幽霊がお墓に眠ってる?
Q:自分のおじいちゃん・おばあちゃんの4名のお名前は分かる?
→2人は分かる。
→自分が生まれる前に死んでるから知らない。
※お父さんの両親と、お母さんの両親の4名の名前をすべて知っている小学生は
どれだけ、いるかな?
Q:核家族が多いからしょうがないね~。みんなの家には仏壇はある?
→核家族ってなに?
→仏壇ってどんなん?
うーーーむ、そういう世代なんですね。
Q:じゃぁ、お母さんが明日万が一死んでしまって、お墓に入ったら、どうする?
→毎日、お墓参りに行く!(笑)
つまり、お母さんが眠る墓なら、毎日でも、会いに行きたいってことですね!!
↓↓↓
つまり、お墓にだれが眠っているのか、
子どもたちは知らない。
会ったことのない、顔も見たこともないご先祖様と言われても・・・
でも、
誰が眠る墓(=ご先祖の家)なのか知ることができれば、
お墓参りに行き、手を合わせたくなる。
いまは、誰が眠っているのか分からないから
お墓=幽霊
骨=怖い!
というイメージが先行しているんですね。
不思議ですね。
誰がお墓に眠っているか、
そこに眠る先祖の顔や、家族の人柄が浮かぶことができれば、
会いに行きたくなるんですね。
「誰かを想う気持ち」があるから、お墓参りに行きたくなる。
お墓参りは、「想う気持ち」を表現する場所なんだなぁ、と
改めて感じますね。
ではでは、
Q:自分のいのちは、3代さかのぼると、何人いると思う?
Q:何代前のご先祖様まで知ってる?
と質問してみましたよ。
取材に来てくれた子どもたち5人は、それぞれに
ストレートで素直な反応があり、とっても楽しい。
そこで、ちょっと算数のようなお話を・・・してみました★
1代さかのぼれば-2人(両親)
2代さかのぼれば-4(祖父母)
3代さかのぼれば-8人
4代さかのぼれば-16人
5代さかのぼれば-32人
6代さかのぼれば64人
7代さかのぼれば-128人
8代さかのぼれば-256人
9代さかのぼれば-512人
10代さかのぼれば-1024人のご先祖様が・・・・
さらに、これを、ちょっと子どもたちに分かりやすく一覧表にしてみました!!!
(細かいんだけど)
↓↓↓↓↓
つまり、
「n代前のご先祖様の人数」 2のn乗
「n代前までのご先祖様の総合計」 (2のn乗-1)×2
では、30代前のご先祖様は、何人いるでしょう???
という問題もできちゃいますね!(この問題は、高学年にはまだ難しいかな?)
この夏、お盆休みに、
ご家族で「ご先祖様を何代前までさかのぼれるか?」話題になったらいいな。
今生きている自分たちのいのちの、繋がりは、
数えきれないほどのご先祖様が
誰一人欠けてもありえなかったこの命。
何組のカップルもが、「命のバトン」を途絶えることなく、受け継ぎ、
亡くなることがなかったからこそ、生まれた自分の命。
いま自分がイキイキと自分らしく生きることが
先祖様にとっても喜ばれることにつながるんでしょうね!!!
子どもたちに教えてあげてほしい。
自分の命のルーツ(流れ)を
「自分たちの先祖はどんな人?」
「ひいひいおじいちゃんはどんな人?」
「ひいひいひいおばあちゃんは、どんな人だった?」
命のルーツを知ることで、
きっと何か自分たちが生きるヒントや、共通点、
そして、自分にもできるはず!と思える勇気をもらえるかもしれない。
夏休みに、
おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行ったら、聞いてみて!!
「自分のルーツ」
もしかして、自分のご先祖様は、こんな人だった・・・かもかも????(笑)
↓
藤原陽子@谷石材店