どうも、たんぐです。

 

 

先ほど、とある企業の事例を見てました。

 

その企業が取り扱う商品は
市場の中でポジショニングを変えながら
大ヒットしています。

 

「リ・ポジショニング」ってやつですね。

 

今日はマーケ事例もいれながら
紹介していきたいと思います。

 

 

 

まず、僕がさっき見ていた企業は「資生堂」です。

 

化粧品事業で有名な企業ですよね。

 

資生堂が販売してる商品で紹介したいのが
「シーブリーズ」っていう制汗剤。

 

いやー、懐かしいですね。
僕も中高生のときに愛用してました。

 

中学のときは制汗剤を持ってくるのがダメだったんですけど
こっそりバッグの中に忍ばせて持って行ってましたね。

 

たまーにバッグの中で中身が漏れてしまい、
バッグからやたら良いニオイがして
先生にバレそうになるというプチ事件もありました。

 

やっぱ多感な時期なので
同級生もみんな持ち歩いてたのも記憶にあります。

 

ニオイの種類が結構あって、
「どのニオイが良いか」を同級生と吟味しあったのも
よく覚えてます。

 

すみません、余談でしたね。
戻ります。

 

 

この商品が爆売れする経緯には
市場をしっかりと見極めた「リ・ポジショニング」がありました。

 

そもそもですが、この商品はアメリカの会社の商品で
商標権を資生堂が持ってる、ってだけです。

 

なので、資生堂が開発した商品ではありません。

 

そして、toCでの販売もしてなくて
日本に上陸したのは理容室専用の
スキンケアローションとしてでした。

 

ここからtoC向けに商品展開したのには
ある理由がありました。

 

それがマリンスポーツの流行です。

 

それまでのシーブリーズは
市場ターゲットをファミリー層に設定してましたが、
80年代になりサーフィン人口が25万~30万人まで増加。

 

スポーツ志向の若者が増えたため、
16歳~25歳までの男性にターゲットを変更しました。

 

 

それに伴い、パッケージやデザイン、
テレビCMも若者向けに方向転換。

 

CMに起用されたのは若者から支持のあった
ZARDや持田香織、深田恭子などでした。

 

この方向転換のおかげで売上は上がり、
まさに時流に乗っかっていくマーケが
上手いなと思いましたね。

 

・・・ですが、
今のシーブリーズってマリンスポーツ向けを
ターゲットにしてるマーケをしてません。

 

なぜかというと、
もう一度方向転換をしています。

 

それが2007年ごろで、
スポーツ志向の若者から
「日常や学校生活で恋を楽しむ中高生」
にターゲット変更しています。

 

CMには堀北真希や中川大志、広瀬すず
などの中高生から支持を得ている俳優を起用。

 

ここからまたさらに業績をグッと伸ばすことに
なりました。

 

・・・・・・・・・・
と、まぁここまで長々とシーブリーズの事例を
話してきました。

 

その中で僕が伝えたいことは
「方向転換は後でできるから、とりあえず始めてみよう」
ってことです。

 

シーブリーズはターゲットを変更しながら
市場の中でポジショニングを変えてきました。

 

時流に沿って上手くターゲットに訴求できたことで
2回も売上を上げるブレイクスルーを経験してるのです。

 

こんな感じでとりあえず世に出してみることって
大事です。

 

修正しようと思えばできることって
意外に多いですからね。

 

だから、情報発信で「どのジャンルで発信しよう」
と悩んでる人は自分が一番得意なことや
時間をかけてきたジャンルでパパっとやってみることです。

 

それから「なんか違うな…」
と感じたら違うジャンルに取り組んでいいと思います。

 

やらないことが一番の機会損失なので
正直もったいないです。

 

シーブリーズぐらいの規模で
「リ・ポジショニング」ができるわけですから
個人のビジネスだったらもっと簡単です。

 

 

今日は終わります。

 

 

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