火事騒動その後3 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

今日からうちの壁の工事が始まりました。

朝9時から3人のガタイのいい元気なお兄ちゃん達がやって来てテキパキと道具を運び
手際よく準備を始めます。

実は昨日この3人のお兄ちゃんの中のひとりとその上司らしい年配のおじさんが
準備の為の打ち合わせにやってきました。

まずは壁ですが、ウチは昔の建物なので壁の厚さが一定しておらず
厚いところはきちんと厚くできてるんだけど壊れた壁は薄い部分だったので
前よりも厚くするけどいいか?と。

もちろん、こっちは大歓迎!

私がお金払うわけじゃないからね♪

しっかり厚くしてちょ♪

壁の修理を全面的にしたらペンキ塗りだけど入り口から廊下、リビングの半分。
思ってたよりもかなり全面的なペンキ塗り。

えー!そんなに塗ってもらえるの?

そろそろ塗りなおしたいな、と思ってたし万々歳です。

ついでにリビングの一部分だけワインレッドで塗りたいと前から考えてたんだけど
そんなことできる?

あー、何色でもかまわんよ。

ラッキー♪

天井もちょっと煙で薄汚れたな、ここも塗るか?

はいはい、もちろん!塗っていただければどれだけ助かりますことか!

災い転じて福となすとはこういうことか・・・。

普通だったらかなりまとまった金額の要るリフォームがただでやってもらっちゃう。

いやぁ、助かりますわ。

アルバロ男爵曰く、この不況だから工事会社の人もできるだけ色んなことした方が
儲かるから色んなことやってくれるんだよ。

と。

なるほど~。

だってお金の出所は保険会社ですからね。

今まで散々儲けてきたんだろうからさほど心も痛みません。

さーて、それではお兄ちゃんたち仕事開始です!

ハンマーとドリルでホセファの焼けた家との間を阻む壁をどんどん取り壊していきます。

そしてそこに現れた光景・・・・・。








じゃじゃじゃじゃーん!









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3人のお兄ちゃんたちも絶句・・・。



3人・「よー焼けとるなぁ~。」



薄い壁一枚挟んで天国と地獄です。
よくこの薄い壁でもったものだと改めて感心。

で、この残骸一体どうするんだろう・・・?

この残骸を片付けにクエンカから来るといっていた
アンパロ(ホセファの娘)の友達とかなんとかも未だ姿を見かけないし
てか、これは素人の手でなんとかなるレベルじゃないと思うんだけど・・・。

人事ながら心配。

まぁ、とりあえず今は私達は目の前にある自分達のことを解決しようと思います。

もし何か手伝えることがあるとしたらそれからだな。

3人のお兄ちゃんたちがこの光景を前に同時につぶやいたひとこと。



3人・「保険に入ってなかったのは致命的だな・・・」



激しく同感。



そして午後いっぱいかけて新しい壁があっという間にほとんど積みあがりました。

明日はその上にジェッソを塗り固め乾くまで5,6日置くそうです。

その後ペンキ塗り。

でも家の中が白いほこりでもうめちゃくちゃ・・・。

工事が終わったらまた大掃除だぁ~。

ミズエ