信じられない話 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

今日、普通に信じられないことが起こりました。


ことの起こりは午前中。

プルガでのバイト中の出来事です。


メリの彼氏(未来の夫)でセネガル人のサリューが現在居住しているイタリアのビザが

無事取得できたということで、今週末にミラノからメリに会いにバレンシアに来ることになりました。

その為、メリはインターネットでミラノーバレンシアのチケットを買うことになりました。


複雑な事情でクレジットカードが使えないメリはその航空券の支払い

(インターネットで買う場合は全てカード支払い)を私のカードでしてくれないか?と頼まれました。


私達は過去にも何度か同じことをしているので勿論なんの問題もありません。


しかし二人で仕事をほっぽらかしインターネットで検索をし、

いざ「買う」という段階になって私のカードを取り出してみると、

なんとすっからかんの「残金ゼロ」の銀行のカードしか持参していないことが判明しました。


お金はあるのに口座のないメリ。

口座はあるけどお金のないミズエ。


その場で上司命令で仕事放棄。

メリにお金を渡され、走って銀行へ残金ゼロの口座に入金しにいくことになりました。


150ユーロです。


歩いて5分の銀行に行き、飛行機代150ユーロを入金しました。


帰り際に歩きながら銀行から渡された領収書を何気なく見るとなぜか「250ユーロ入金」となっています。


「???」


プルガに戻ってメリに証明書を見せて


ミ・「ねぇメリ、これ何?なんで250ユーロになってんの?」

メ・「私はあんたに間違いなく150ユーロ渡したわよ。」

ミ・「うん。それは私も確認した。50ユーロ札2枚と20ユーロ札2枚と10ユーロ札1枚だったよね?」

メ・「その通り。」


メ・「あんた・・・これ、間違ってるわ・・・。信じられないけど銀行のミスだわ。これは・・・。

  あんた100ユーロ銀行からプレゼントされたわよ。」


ミ・「・・・・・・・・・・・・・・・・・マジで???」


メ・「もしも万が一銀行から電話がかかってきても知らぬ存ぜぬを貫き通して

   250ユーロ入金したと言い張りなさいよっ。

   お札には名前がついているわけじゃないから既にもう銀行側は調べようがないのよ。

   しかも公式の領収書にはきちんと「250ユーロ入金」になってるんだし。

   あんたも相変わらず恐ろしくツイている女だわね~。

   こんな話生まれてから一度も聞いたことないわ。

   手数料と思ってもらっときなさい!あはは~!」


信じられません。


銀行がこんな間違いをするとは・・・。


午後、バイトをちょいと抜け出して試しに通帳記入をしてみました。


するとやはり「250ユーロ入金」になっています。


どうやら私はただで銀行から100ユーロもらってしまったようです。


こんなことってあるんだ・・・。


明日またバーゲンに行っちゃおっかなぁ~


うひょひょ~。


ミズエ