ローマ法王が今週末8日9日にバレンシアにやってきます。
教皇べネディクト16世ー通称パパ。
私は宗教に詳しくないのでよくは良く分からないのですが小耳に挟んだ情報をまとめてみると、
7月1日から9日までスペインのバレンシアで「第5回世界家庭大会」というものが開催されるそうです。
パパはこの「世界家庭大会」を対象とした「免償規定」というものを6月27日に発布したそうで、
この世界大会を機会にある一定基準を満たしていれば「全免償」を与えるというものらしいです。
「免償」とはすでに許された罪に伴う有限の罪の免除で、
特に「全免償」とは有限の罪の全てを免除するものらしいです。
結局イマイチ良く分からないのですが、とにかくそのナントカ世界大会の閉会式パパがやってくるのです。
しかもその「全免償」とやらの為に世界中のカトリック信者が
バレンシアの人口(約100万人)と同じだけ、もしくはそれ以上やってくるそうです。
予想としては100万人~110万人だそうです。
観光客100万人・・・・・・・・・・。
火祭りを5年分一気にやるみたいなものだそうです・・・。
絶句です。
街中白と黄色のバチカン市国の旗で彩られいます。
街中狂ったような数の公衆トイレが設置されています。
公衆トイレの嵐です。
とにかくすごいんです。
公衆トイレの数が。
8日9日の朝は中心街のピソに住んでいる人の水が断水されるそうです。
なんせキリスト教徒達は皆、朝ミサに行く前にシャワーを浴びてキレイキレイにするからです。
とにかく2日間人口が2倍に増えるのです。
未だかつてこんなことが起こったことがないのでバレンシア市もまるで予想がつかないそうです。
この2日間は中心街へはバスもタクシーも車もバイクも自転車すら乗り入れ禁止だそうです。
すべて通行止め。
徒歩のみ。
そしてある一定時間内は中心街はバリヤーを張られ一歩も外へ出られなくなるそうです。
マジですか・・・?
小松左京ですか・・・?
マイ・チャリもダメなんですか・・・?
バイトは歩いていかなきゃダメなんですか・・・?
警官の数も既にもうすごいです。
しかしこの大規模なパパ来訪は
パパ自身が自分のお小遣いで優雅に5つ星に泊まって豪勢な食事をして遊びに来るならまだしも
全てバレンシア市民の税金で賄われるそうで、バレンシア市民はすごい勢いで憤慨しており、
プルガでは「私はあなたを歓迎しません。」という
教皇の冠が交通標識の立ち入り禁止の三角形の中に入っている80枚限定のプラカードを売り出すと
飛ぶように売れ、3日間で全て完売しました。
この二日間はプルガの周辺の商店、中央市場、バル、レストランはすべて閉店します。
プルガ以外は・・・。
ミズエは週末も元気に働きますよ!
ミズエ