磁石のN極とS極。

近くにあれば、互いに引き寄せ合う

その磁力が大きければ大きいほど

強く引き寄せ合う


MとS

互いの想いが深ければ深いほど

強く惹かれ合う




そんなことを知らずに生きていたら

すれ違うことすらなかった

奇跡のような出会い…


無限に拡がる大空を自由に飛ぶ鳥と

無限にも思える海を自由に泳ぐ魚が

何かに導かれるように出会った




水天髣髴…

はるかかなたで海と空は

その境界もなく

柔らかく一体になっている


今まで生きてきた時間の中で

鳥と魚は…


いつの間にか

はるかかなたに来ていた


ともに心を一緒にして…

縄をかけるが好きなことは以前に書いたけど

正確には緊縛…が好き。



赤い首輪と同じように

赤い縄を初めて目にしたパートナーは

これから

その縄が自分の身体にどのように絡まっていくのか…



初めて縄を受けるパートナーは

今までの想像だけであった縄が

我が身にかけられていく現実に

緊張と歓びの狭間にいる


初めての縄なんだね

きょうは亀甲縛りで

君の身体を綺麗に飾ってあげよう


首から縄を垂らし

順に結び目を作っていく

もちろん、君の一番敏感なところにも

結び目があたるように…


パートナーの吐息がどんどん荒くなって

どんどん湿ってきている


さぁできたよ

鏡に映して自分の姿を見てごらん

赤い縄で亀甲縛りという

綺麗な衣装を身にまとった自分を

初めて見る

そして、本当の自分を見てごらん



ほら…

心が歓んでいるよ

赤い首輪。


自分のために用意されたものを見て

パートナーは、当然のごとく、驚く。


驚きながら…

不安とともに

これから我が身に起こる事態を受け容れようとして

一生懸命、想像している。

愛おしい…


「これからこの首輪を嵌めるけど…

 これを受けるということは

 君がボクのペットとして存在していくことになる」

「それでいいんだね」

と、語りかけながら

ゆっくりとパートナーの首に手を回し

赤い首輪を嵌めていく。


間違っても首を絞めない程度にまでだけど

きちんと嵌めて

パートナーの心を拘束する。



首輪の持つ意味を心で理解した瞬間…

パートナーの眼は一気に潤み

その奥に妖しくM女の眼が光り始める。

好きな瞬間だなぁ…



首輪を嵌め終えると

その首輪を持って

力を込めてパートナーを引き寄せる。


経験したことのない

抗えない力に屈服するかのように

パートナーは引き寄せられながら…

ペットとして存在していく自分に

歓びを感じている。



さぁ、心が決まったんだね。

ご褒美をあげよう…




どれだけ君を愛おしく想っているのか。

そのすべての心を込めたキスを…