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tangible-designのブログ

tangible designは0から1を創り出していくことがコンセプトです。慶應SDMはイノベーション教育をコアにし、その学びを基礎にし0から1を生み出す方法論を自らの体験をもって確立させたいと考えています。
Member Designer: Marina Aikawa  Engineer :Nariaki Konita

第3回は小荷田が、担当します。
はじめましての方も、そうでない方も、よろしくお願いします。
makuakeでのクラウドファンディングも残すところ4日になりました。皆様、ありがとうございます。

https://www.makuake.com/project/plynote/

今日は私たちがモノやコンセプトを作る上で、意識していることを書いてきます。

デザイン思考を回して行く上で難しいのはプロトタイプだと考えています。
天才でない限り、思考を長期にわたってつづけることはできません。そこで、作りながら考えることが必要です。プロトタイプはなるべく速く作って、検証し、インサイトを抽出することが大切だと言われています。しかし、これが難しい...なので、tangible designのやり方(今も試行錯誤中)と考え方を紹介します。

今までで、もったいなかったなと思うデザインワークは、プロトタイプがうまくいってないものがほとんどでした。次のサイクルにわたすものがないパターンに陥り、最初からやり直しになってしまう。それを繰り返すばかりで進んでいかない。
それを解決するため、様々なデザインファーム(Ziba Designやtakram design engineering)の例を踏襲しつつ以下の4つのプロトタイプにたどり着きました(※参考)。


ダーティプロトタイプ
アイデアが収束したらすぐに、形にします。とにかく、その場で作っていきます。
スケッチ、紙やテープ、その辺にあるものを使って手早くしあげます。
グループワークを行っている本人たちしかわかりません。しかし、これを行うことで、自分たちが本当に欲しいものか?面白いアイデアかがわかります。この時、楽しいとかワクワクするという思いがあれば完成まで走っていけます。

ファンクショナルプロトタイプ
これは、どういった機能が必要か、どういう動きをするかを考えていきます。
注意点はUIやデザインについては一切ふれないことです。ここで混ぜてしまうと、中途半端になってしまうからです。とにかく動けばいいだけです。テクノロジーで不安な部分はここで試します。

システムエンジニアの方でしたら、シーケンス図やFFBDなどを活用するのもいいと思います。


デザインプロトタイプ(コールドプロトタイプ)
モックアップを作ります。ユーザに実際に見てもらえるレベルのビジュアルを作ります。例えばプロダクトでしたら、お店で売っているレベルくらいを目指します。ただし、実際に使うものではないので写真やカタログになれば大丈夫です。このプロトタイプは実際にユーザに見てもらうために利用します。この段階で初めてユーザに見せると実りが大きいと考えています。

ストーリープロトタイプ
実際の利用シーンを考え映像でCM・PVを作ります。製品の文脈を伝えることで、ユーザが本当に欲しいものになっているか意見を引き出すことが目的です。今は、youtubeなど誰しも情報を発信できる時代です。なので、これらwebメディアを活用して見てもらいます。

以上、4つのプロトタイプについて書いてきました。私たちが一番大切だと考えているのは、これらのプロトタイプを混同して実施しないということです。混ぜてしまうと、情報量が多すぎてハンドリングができなくなってしまいます。

少し手間かもしれませんが、各フェーズに合わせプロトタイプを実施してみてください。
明日は、相川から実際に私達が実施したプロトタイプについてご紹介します。

tangible design 小荷田

参考文献
『takram design engineering|デザイン・イノベーションの振り子』