Intel Core i7 8700K(Coffeelake-S)オーバークロックよ!! | みかん食べながら

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2019年4月15日より更新は止まっています。

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クックックッ・・・8700Kの力を開放するときがきたわね。

 


ただいまお姉様、なにしてますの?

 


Σ!?・・・べ、別になにもしてませんわ。

 


8700Kをオーバークロックして遊ぼうとしてた?

 


まさか。フランが帰るまで大都会新宿(GIGABYTEマザボ)を眺めていただけよ。

 


そうですか、黒マテリアすごいですね。

 


それほどでもありませんわ。

 


やっぱり抜け駆けして遊ぼうとしてた!

 


あーもう、悪かったってば。それにまだ試してなかったんだし結果オーライじゃない。

 


そんなことより何買ってきたのよ?

 


ふふふっ・・・ヒートスプレッダブレイカーよ!これでグリスバーガーの爆熱から8700Kを解き放つわ!

 


つまり殻割りツールね。って、いきなり割るつもり!?

 


割りたい!心の準備は発売前からできてたわ。

 


いきなり割っちゃうと素の性能を確認できないし、後のお楽しみにとっておきましょう。

 


えー、仕方ないなぁ。じゃあ割るときは絶対私にやらせてよね!

 


そうね(割らせてあげるとは言ってない)

 

 

 

というわけで、前回までで8700KをGIGABYTE Z370 AORUS Gaming 7のマザーボードにベンチ台で仮組したので、今回は殻割りせずに8700Kをオーバークロックして各種ベンチマークをチェックしてみます。

(ㆁᴗㆁ✿)どうもみかんです。

 

8700Kは定格ベースクロックが3.7GHzなので、今までのIntelのメインストリーム帯最上位にしては控えめなんだけど、デフォルトのBIOS設定ではターボブーストが1コアだけ4.7GHzまで伸びるのでかなりのポテンシャルを秘めています。なお、2コアで4.6GHz、3コアで4.5GHz、4コアと5コアで4.4GHz、6コアで4.3GHzとターボブースト値は下がるようになっています。

オーバークロックはBIOSから倍率変更のみでALLコア5GHzのオーバークロックがすんなり通っちゃいました(๑°⌓°๑)

マザーボードによって設定項目の名称がちょっと違うけど、GIGABYTE Z370 AORUS Gaming 7のBIOSバージョン「f4a(2017年11月時点の最新)」の場合は、「CPU Clock Ratio」を"50"に設定するだけで、他設定はデフォルトのままでOKでした。

 

ちなみにその他のオーバークロックでよく弄る設定項目のデフォルト値は以下のようになってました。

・BCLK:100MHz

・Uncore Ratio(リングバス倍率):Auto

・Internal CPU Vcore(コア電圧):Auto

・CPU Vcore Loadline Calibration(電圧降下補正):Auto

よりクロックやベンチスコアを引き上げるときはこの辺りを調整してみてね!

 

ちなみにInternal CPU Vcoreは"Auto"だと高負荷時は自動で電圧が上がって、アイドル状態などの低負荷時には下がるので省エネではあるけど、高負荷時に盛る電圧が必要以上に高いので、長時間のエンコードなどで使用する場合は電圧を固定値に直打ち(オーバーライド)するほうがかえって少ない電力や熱で済むこともあります。

8700Kの5GHz動作ならCore Voltageは1.300V~1.350Vで十分動くみたい。それ以上必要なら外れ石かも・・・

Internal CPU VcoreをAutoにするとみかんの個体では1.400Vを超えることもありました。

 

メインメモリのオーバークロックにも少し触れておくと、今回使用した「T-FORCE NIGHT HAWK RGB ホワイト DDR4-3200」はXMPを適用するだけでサクッと3200MHzまで上がりました。

2年ほど前は3000MHz以上だとメモリタイミングや電圧設定を手動で直打ちしないと安定しないこともあったけど、DDR4メモリのBIOSチューニングが良くなってきたのかもしれません。

GIGABYTE Z370 AORUS Gaming 7はDDR4-4133まで対応メモリならオーバークロックできます。

ただ、DDR4-4133を32GB積もうとしたらそれだけで10万円弱するし、NIGHT HAWK RGBはDDR4-3200までしか販売されてないのでみかんは諦めました(๑•﹏•)

 

 

CPUやメモリがオーバークロックされているかは定番のCPU-Zで確認しています。

メモリはDRAM Frequencyの欄に半分の値で表示されます。

 

 

それではベンチマークに入りましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧

PC環境はこちら

・ケース:STREACOM BC1 Open Benchtable
・OS:Windows 10 Professional
・CPU:Intel Core i7 8700K
・M/B:GIGABYTE Z370 AORUS Gaming 7
・クーラー:NZXT KRAKEN X52
・メモリ:T-FORCE NIGHT HAWK RGB ホワイト DDR4-3200 8GBx4
・NVMe SSD1:Samsung 960EVO 256GB(システム用)
・NVMe SSD2:Samsung 960EVO 1TB(データ保存兼ゲーム用)
・電源:XFX XTR650
・グラボ:NVIDIA TITAN X Pascal
・グラボ水枕:EK-FC Titan X Pascal - Acetal+Nickel
・グラボB/P:EK-FC Titan X Pascal - Backplate - Black
・ポインプ:EK-DDC 3.25 (Xylem DDC 3.25)
・ハウジング:EK-XTOP DDC - Plexi
・リザーバ:FrozenQ LF Reaction 250mm Reservoir - UV Orange Helix
・ラジエーター:NexXxoS UT60 Full Copper Radiator 360 - White Special Edition
・ラジエータFAN:ENERMAX CLUSTER Advance 3基

 

バラック組、CPUは240mmラジエータの簡易水冷、ビデオカードは360mmラジエータの本格水冷で冷却しています。テスト時の室温は25.6℃でした。

 

 

 

まずはCPU性能のCINEBENCH。3回連続で実行して3回目のスコアにしてます。

ついでにその時の温度、Vcore電圧もHWMonitorで計測。

オーバークロックなし(CPU Clock Ratio:Auto、Memory Clock 2133MHz)

マルチ1381cb/シングル199cb

 

オーバークロックあり(CPU Clock Ratio:50、Memory Clock 3200MHz)

マルチ1610cb/シングル215cb

 

メインメモリのオーバークロックありなしも含めて検証した結果はコチラ。

AutoからALLコア5GHzにすることで200cb、メモリのオーバークロックで20cb程度スコアアップしました。

 

 

CPUの消費電力や温度なども検証した結果がコチラ。

消費電力はAutoではTDPを超えることはないけど、5GHzにオーバークロックすると当然TDP95Wを大きく超えちゃいます。

 

 

8700KはCoreXシリーズと違ってゲーム性能も非常に高いのでゲームベンチもチェックしてみましょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

ビデオカードはPC環境で紹介したとおりTITAN X Pascalでオーバークロックしています(GPUクロック+225MHz、メモリクロック+450MHz)。

実働ではブーストが効いて2088MHzまでクロックが上がります。

 

3D Mark FireStrike:25152

Core i7 5930Kを4.6GHzまでオーバークロックした時のスコアは23197でした。

 

 

3D Mark FireStrike Extreme:14814

Core i7 5930Kを4.6GHzまでオーバークロックした時のスコアは14083でした。

 

 

3D Mark FireStrike Ultra:7905

Core i7 5930Kを4.6GHzまでオーバークロックした時のスコアは7564でした。

 

 

3D Mark TimeSpy:10505

Core i7 5930Kを4.6GHzまでオーバークロックした時のスコアは9755でした。

 

 

FF14 紅蓮のリベレーター 1920x1080 最高品質:22830

 

 

ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版EP4 1920x1080 設定6:139727

Core i7 5930Kを4.6GHzまでオーバークロックした時のスコアは103130でした。

 

 

いかがでしたでしょうか?倍率変更だけで5GHzを味わえるけど、バラックで90℃超えなので、本格水冷にするor殻割りするorオーバーライドでVcoreを下げるなどの対応をしないと常用は厳しそう。

ただ、いずれも以前使ってた6コアCPU 5930Kと比べてクロックが上がった分、スコアも伸ばせていますし、特にCPU性能が影響しやすいDirectX9のゲーム、PSO2のベンチマークでは35%も性能アップしてたので、噂通りゲーマーには魅力的なCPUといえます(ㆁᴗㆁ✿)

4790Kや6700Kの人はターボブーストが上がった分と、2コア増えた分で大きく性能アップが期待できるので乗り換えに良いかもしれません。

逆に7700Kの人は2コア増えた分の性能アップしかないため、クロック重視のゲーム用なら乗り換えメリットはほとんどないと思います。

また、エンコード専用としては6コアでは力不足で8コアのRyzen7のが良いと思います。

(もちろんお金に余裕があるならCoreXやThreadripperのがより良いけど)

総合的にみれば5GHzというロマンを持つシングル最速でありながらマルチコア処理もそこそこ速いオールラウンダーなCPUです。

12月に入れば初物値も多少落ち着いてくるでしょうし、ボーナスでゲームPCを自作するにはもってこいだと思いますヨ。

 

殻割りの記事もそのうちあげようと思いますのでご期待ください。

それではまた(*・ω・)ノシ

 

 

~追記~
2018年5月に新作MOD PCが完成しました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ 

作品を撮影した動画をPCワンズ「キラキラPCグランプリ」にエントリーしてるので興味があればチェックしてみてくださいネ!

↓↓↓「キラキラPCグランプリ 応募作品 NO,16」

よければ評価goodも是非(๑❛ᴗ❛๑)b
製作過程も当ブログで連載してます!

 

 

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