初めて走って何を感じ、何を考えたか、自分のための備忘録です。
思いつくままに書いていますので、読み難いと思いますが、今後走ろうと思ってる人の一助になれば幸いです。
個人の感想ですので、ほかのご意見もあると思いますが、その真偽のほどは自分の目と足で確かめてください。
走る前は、「距離の長いマラソン大会」だと思っていました。
今は、「できる限り自分の足で走る旅」なのだと思います。
2万5千分の1の地図を見ながら、呼びかけ人の設定したコースを辿り、毎日のゴール目指して走り、自分の足で北海道を縦断する長い旅です。
1日に走る距離は平均80キロ、60キロ台から100キロまでのバラつきがあります。
毎日走る中で最も大切なのは、設定された節度時間までにゴールにたどり着くことです。
時間内に走ってゴールするのが無理と判断したら、自分で交通機関を使って時間内にゴールしなくてはいけません。
走るのに必要な荷物は全て持って走ります。
荷物の重さは人それぞれですが、私の場合1日分の着替え、カッパ、ヘッドライト、サプリメントなど3キロちょっとになりました。
他に水や行動食を持つので、約4キロの荷物を持って走っていました。
分かりにくい所やコンビニ、自販機の場所等教えてくれるので、しっかりメモします。
ミーティングで得られる情報は、完走のために非常に重要なので聞き逃せません。
ゴールしてから翌朝スタートするまでの宿に居る間は、集団生活になります。
洗濯は複数人で協力して手早く済ませ、入浴も風呂場が狭い場合は順番で入ります。
相部屋の時が多いので、就寝時間、起床時間も合わせます。
最初は戸惑いますが、慣れれば楽しい大人の夏合宿です。みんなで助け合いながら進んでいくので、連帯感が生まれます。
宿に着いたら、まず洗濯と風呂。時間節約のため洗濯ネットに入れて複数人で洗濯します。
洗濯中に入浴すると時間の節約になります。
節度時間30分前にゴールすると、ミーティング前に風呂と洗濯をする余裕があります。ゴールがギリギリだと、ミーティング後に風呂と洗濯になるので、睡眠時間が削られます。
アイシングとストレッチ、食事を済ませたら、荷物の整理をして、就寝します。
毎日の疲労の蓄積と睡眠不足が続きます。少しでも回復するために宿に着いたら、寝る時間をいかに長く確保するかを考えて行動します。
スタート時間の1時間以上前に起きて、ストレッチ、朝食、荷物の整理などを済ませ、スタート10分前に宿の前のスタート地点に集合します。
スタート前に検温とスタート表へのサインをします。スタート表へのサインは、その日走ることの宣言になります。
B4判の地図が毎日5〜6枚あるので、持っていては日に日に荷物が重くなります。
そこで、自宅の住所を書いて切手を貼った封筒を6枚持っていき、前日分の地図を毎朝最寄りのポストに投函していました。
ペース配分や走り方は、人それぞれです。
前半を早くして後半余裕を持つ人、前半はゆっくり歩いて後半に盛り返す人、いろいろな人がいました。人それぞれ、その時々で自分に合ったペースがあるので、自分のペースを守ることが肝心です。
自分は、イーブンペースの省エネ走法で進みました。
スタートして5キロは身体を温めるため、走らず歩いていました。
ガーミンに3分ごとのアラームを設定し、歩きと走りを3分毎に繰り返しました。足の疲れを極力少なくするために有効でした。
節度時間は時速5.5kmで行けば間に合う時間設定なので、5kmごとのラップスピードが表示されるようにガーミンに設定し、時速5.5kmを下回らないように走りました。
時間に余裕があれば、ゴール前5kmは歩くようにしていました。次の日の疲労の残り方が違います。
分かり難いCPもありますが、CPを探すために時間を浪費したり、見逃したからとコースを戻ったりしない方が賢明だと思います。
また、コースロストは足も心の削ります。しっかり地図を見て現在地を同定できていれば道に迷うことはありません。
粘りも大切ですが諦めも肝心です。何が自分にとって大切なのかを忘れないことです。
一番大切なのは、節度時間内にゴールにたどり着くことです。
北海道といえど真夏の昼間は猛暑となります。最高気温が35度を超えることも珍しくありません。
早朝の涼しい時間帯に貯金を作り、昼間はその貯金を減らさないように粘る。日が落ちて涼しくなったらペースを上げられるように足の貯筋が大切です。
最後にスパートして間に合わせると、ダメージが翌日以降に尾を引きます。出来るだけ、余裕を持ってゴールして疲労の蓄積を最小限に留めたいです。
長丁場ですし、1日ごとにリセットされるステージレースです。その日ゴールすれば終わりではなく、翌日以降も続くことを常に忘れてはいけません。
早くゴールして、ゴール後の時間の余裕を取るか、ギリギリで良いから足のダメージを少なくするか、残りの日数、翌日以降の距離、疲労の蓄積具合、いろいろ考えてその時々で判断する必要があります。
荷物はジプロックで小分けにしておくと急な雨でも慌てずに済みます。
ジプロックは、防水、荷物の小分け、アイシングと利用範囲が広いです。
荷物を小分けしておくと毎日の荷物整理が楽になり、探す手間も省けます。
毎晩のゴール後のアイシングは必要不可欠です。足の疲労軽減になり、足の浮腫み防止にもなります。アイシングしないで寝ると翌朝足が浮腫んでシューズが履けなくなることもあるようです。
走っているときの水の確保は、超重要です。水切れは熱中症によるリタイヤを意味します。
今回はボランティアクルーによる手厚いエイドがありましたが、来年はどうなるか分かりません。数十キロもの間自動販売機さえ無い区間があり、2リットル以上持って走る必要があるかもしれません。
携帯する飲み物はほとんど水にしていました。スポーツドリンクはベタついて飽きてくるので、水が一番です。しかし、水だけではミネラル等が足りなくなるので、経口補水液のパウダーを携帯して飲んでいました。
毎日の食事はほとんどコンビニ弁当やおにぎりになります。
夕食が付いたのは4日目の旭川での中〆会と6日目の美深でホテルのテイクアウト弁当があっただけでした。
早くゴールすればホテルのレストランで食べることもできますが、遅いゴールでは閉まっているのでコンビニ頼りになります。そして、100kmの日は10km手前のコンビニが一番近いのです。
こんな食生活では、栄養のバランスが崩れるのでサプリメントで補完していました。
Holosのサプリメントを小袋に分けて、朝、夕方、ゴール後と飲んでいました。
各サプリメントの効能については、リンク先のHolosのHPを参照してください。
朝はCatalyst Cardio PerformanceとCatalyst Conditioning、夕方はCatalyst Chelate Iron、Catalyst Mega B、Catalyst Natural C flavonoid、Catalyst Spirits、ゴール後はCatalyst Recoveryを飲んでいました。
https://holosrc.stores.jp
行き帰りの着替えは、襟裳岬の宿からゴール地点に宅配便で送りました。
各日の宿は事前に教えてもらえるので、あらかじめ荷物を送っておくことは可能ですが、発送する時間と手間がもったいない気がします。
コロナ前は旭川大学の柔道場に雑魚寝するのが恒例だったそうです。寝袋などを事前に送り、スタート前にコンビニで返送したそうです。
100キロの日なので3時スタート、コンビニに宅配する荷物を持っていく時間を勘案して、起床時間は1時半になっていたそうです。
今年はコロナのために柔道場が使えないため、ビジネスホテル泊で快適でした。
来年以降はどうなるでしょうか?
出来れば旭川大学の柔道場は、今後寝泊まり禁止になってほしいものです。
To宗谷のスタート地点の襟裳岬は交通の便の悪い所です。北海道民以外は、当日に千歳空港に到着しても間に合いません。
前日までに到着して朝から1日かけてバスを乗り継ぐか、帯広空港からレンタカーで襟裳岬に行き、To襟裳の人が帯広空港へ乗って帰るのに便乗するしかないです。(1人3500円)。レンタカーの手配や乗り合せの調整などは呼びかけ人がしてくれました。
ゴール後の宿(猿払温泉)から稚内空港へは、貸し切りバスでした。(1人1000円)
レンタカー代、バス代などは、現地で名前と金額を書いてた封筒に入れて渡します。
エントリー代55,000円を申し込み後に振り込みました。高いようですが、1日当たり8千円弱です。走る距離や時間を考えれば安いくらいだと思います。
宿泊料は、6万円強でした。To襟裳スタートの1週間位前に金額確定通知メールが来たので、振り込みました。
毎日の食費、洗濯代、氷代などは随時必要です。
ここまで合わせて、15万円弱でしょうか?
ほかに往復の交通費も掛かります。
呼びかけ人も言っていますが、完走するのに一番必要なのは知力だと思います。
自分の走力、体調、その日の天候・気温、コースの距離・高低差、すべてを考えて最適なペースで進むことが最も大切です。
そして、地図を読めること。道を間違えると体力も気力も奪われます。
エイドやコンビニでの休息時間を適切に取れることも大事です。休み過ぎてもいけませんが、休憩が少ないと疲労が蓄積し後に響きます。
道迷いなどのアクシデントがあっても、臨機応変に対応できることが大切です。
常に冷静に色々な条件からその時にするべき事を考え、前に進み続けた先に完走があると思います。
100キロ以上の超長距離を走る人であれば、完走する体力や気力のベースは十分あると思います。
完走のカギとなるのは、
ゴールしてから翌日のスタートまでにどれだけ回復できるか
常に前向きな気持ちを失わずに前進できるか
そして、こればかりは何ともなりませんが、気温や天気に恵まれることだと思います。
トランスエゾは、片道でも550キロ7日間、往復だと1100キロ14日間の長距離、長期間になります。エントリー代も高いので、参加するのにかなりハードルの高い大会です。
しかし、そのハードルを越えて挑む意義のある大会だと思います。
自分の中でまだ消化し切れていませんし、言葉でうまく表現できませんが、トランスエゾを走ることで得られるものは、とても価値のあるものだと思います。
走っている間は苦しさもありますが、振り返れば楽しくて何物にも代えがたい濃密な時間です。
そして、こればかりは何ともなりませんが、気温や天気に恵まれることだと思います。
しかし、そのハードルを越えて挑む意義のある大会だと思います。
自分の中でまだ消化し切れていませんし、言葉でうまく表現できませんが、トランスエゾを走ることで得られるものは、とても価値のあるものだと思います。
走っている間は苦しさもありますが、振り返れば楽しくて何物にも代えがたい濃密な時間です。





















