
救急入院したものの、
●病院としても、手術予定があるから、
翌日オペしてもらえるかはわからない事
(でも、緊急度が高いから
多分翌日の3番目くらいには
オペ出来ると思うとは言われ…)
●感染拡大防止のため、家族でも面会は一切禁止である事
を説明され、
着の身着のまま入院する事になった。
「子供達にも会えない」
「大事な年度末と年度始め、
進学する子供達の肝心の
お世話をしてあげられない」
「家にいる子供たちとあそぶため!
と思って余計なことをして
結局、子供たちの迷惑をかけている事」
そんな事をぐるぐる🌀考え、
情けなく、自分を責め、呆れ、
何より体は痛みで動かせず、
また、動かしてはならず
体が石のように重くなり
体は無くなったようにも思え、
〈私は、
もうベットになってしまったのではないか〉
と錯覚するほど、思考だけが際立った。
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長い夜が明け、
予定通り午後の2番目にオペをしてもらえることになった、けど。
親がいない、
夫がいない
こういう時、頼れる身内がいない。
書類の保証人や身請人欄に
お願いできる親族がいないのが、
いつも嫌だ。
だから、キチンと築きたかった家族。
でも、一人では、
自分の想いだけでは、
いくら我慢しても、
いくら頑張っても、
無理だった。
限界だった。
だから、子供達には、
絶対こういう想いはさせない!
母さん一人だけどがんばるから!
それは今も変わらない強い想いだが、
自分のことになると後回しにしてきたので、
着替えどうしよう、とか
子供達のご飯どうしよう、とか
〈どうしよう〉の数が限りなくで出てきて。
情けなくて
不安で…
でも、
わたしには、
素晴らしい仲間が沢山いた‼️
改めて気付かされた。
その日の夜中、
取り敢えずの着替えや衛生用品を
届けてくれたT子
夜中2時3時に、
ドラッグストアに買い物に行って
会えないのに、届けてくれた。
末っ子を通して話を聞きつけ、
子供のお夕飯が困るだろうから、と
曜日ごとに当番を決めて
夕飯のお届けをしてくれた
バスケ部のママ友
手術までの間、最低限の予定変更やキャンセルの連絡をする中で、みんなが口を揃えて、
「手伝えることがあったら言ってね」
と言ってくれた。
この後、色々な方に一つ一つ
助けられる事になるのだけど、
元気になったら恩返ししたい。
その前に、
早く
この痛みがなくなりますように。
手術で断食。
一日何も食べなくても平気なのは、
やはり、
痛みが強いからだわ。
(つづく)
#朗読コミュニケーション講師
#フリーアナウンサー
#シングルマザー
久林純子