今年も3週間を切りました。

相変わらず忙しくかつマイペースな日々ですが、みっけ!のタネが得意とする言葉と音楽で文化を伝え想像力と創造力をはぐくみきっかけつくりを提供する「おはなし演奏会」も、みなさんが喜んでくださり、今年もあちらこちらで呼んで頂きました。

本当にありがとうございます・


下記は、半年前のうっかりブログで紹介し忘れていた内容で、高崎新聞の掲載された記事の抜粋です。向かって右の赤い衣装が私、久林純子です。


年内、まだまだ依頼を受けているおはなし演奏会の報告はまた改めて行い、ますます文化のタネまきのために頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

(ウェブサイト 高崎新聞 より) 

6月9日に本格オープン

 鞘町にあった喫茶店「あすなろ」跡の建物に高崎経済大学が「まちなか教育センター」として設置する「コミュニティカフェあすなろ」が26日にプレオープンし、関係者を集めて式典が行われた。正式オープンは6月9日を予定している。

 コミュニティカフェあすなろは、NPO法人を中心に学生によって運営され、文化の発信、市民交流、若者によるまちなかのにぎわいづくりなどを目的にしている。

 店長の吉田円香さんは「市民の方から、懐かしいと声をかけられ、あすなろは大きな存在だったと感じた。若者と人々がふれあい、まちがにぎやかになったらうれしい」、学生代表の芹澤一樹さんは「あすなろの良さを継承し新生あすなろをつくっていきたい。学生中心でカフェをやっていけるのか真摯に準備をしている。情熱を持ってひたむきにがんばっていきたい」と決意を語った。

 高崎経済大学の高木賢理事長は「当初は人が来ると思うが数カ月たった後が課題。清潔感あふれる店にし、市民の交流の場として継続してほしい」、富岡市長は「高経大生が自由に活動し、あすなろファンの市民に自由に使ってもらいたい」と今後の運営に期待した。

 詩の朗読会や旧あすなろに関わった人たちで作る「あすなろ忌」会員との意見交換会などが行われ、昔、あすなろで使っていたレコードがあすなろ精神の継承として学生に贈られた。

 あすなろ忌代表の曽根ヨシさんからは「31年前、3階の事務所であすなろの残務整理をし、あすなろと別れた。あすなろが再開するので胸を躍らせている。若いセンスで運営してほしい」、世話人で上毛新聞社論説委員長の藤井浩さんは「都市の個性や文化は目に見えない。高崎には個性的な要素がたくさんあるが、十分に生かしているかは疑問符がつく。多くの市民が憩える場所が高崎に必要」、田口三舩さんは「懐かしむのではなく新しい世界を構築してほしい」などと、期待が寄せられた。

 詩の朗読会では、久林純子さん、竹内千尋さん、磯部裕子さんが高崎市ゆかりの詩人・山村暮鳥の世界を表現し、来場者を楽しませた。



『みっけ!のタネ』

 「あすなろ」は、昭和32年に群馬交響楽団の草創期を描いた映画「ここに泉あり」に感動した崔華國(さい・かこく)さんが、本町で開業した音楽喫茶で、昭和40年に道路拡張により鞘町に移転、昭和57年に閉店した。あすなろ閉店後この建物はアパレルショップとなっていたため、内装は往時とは違っており、単に復古的な再開ではなく、新しい交流の場として市民に浸透させていくことが重要となりそうだ。