「 空気にさえも 」 | 【(有)種亀ブログ】私、もなかの皮屋の六代目見習いです。

「 空気にさえも 」

夜走っていて感じるのですが、東京の夜空って綺麗になってないでしょうか。

いつもぼんやり考え事をしながら隅田川沿いを走っているのですが、
以前に増してオリオン座がくっきり見えるようになってきたような気がします。

ベテルギウスの赤さも良く見えるんです。
これって、目が慣れてきたからでしょうか。

PM2.5について騒がれるようになったので、大気は汚れていると思い込んでいました。
中国の映像を見ると、もっくもくに霧がかっていましたよね。


中国から飛来したPM2.5。

目には見えませんが、東京でも結構大気に含まれているようです。
九州はかなり飛来しているようで、
日によっては国の指針による注意喚起の濃度レベル80μg/㎥を越える日もあるそうです。

大人も心配ですが、子育て中の方はもっと心配ですよね。

2.5μm以下(μmは1/1000mm)の粒子のことで、
非常に小さいため人が吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく、
肺がん、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響がでるとされています。

ん~、知ってしまうと怖くて走れない。
目に見えないですからね、いつの間にか吸い込んでしまっていると思います。


水に留まらず、空気にさえも気を配らなければなってしまったこの時代。

そんな中でも節句を迎え、健やかに成長されている子供たちを見ると、
利便性だけを追求した世の中ではなく、
少し足りないけれど、皆で補い合って、地球規模で共存を考える世の中に
シフトしていかなければならないと感じます。

早く気づかないと、ナウシカの腐海の森みたいに
マスクをして生きる世界になってしまうかもしれません。
いや、100年くらいで意外とそうなってしまうかも。

100年前は、ペットボトルで水を買うなんて考えもしなかったでしょうから。



「 まやかしや海越え来る春霞 」