「 人間は何を食べてきたか 」
浅草ROXにあるツタヤは毎週水曜半額デーで、
旧作なら一本190円で借りられますので、よく使っています。
今回は借りてきたのは、
「人間は何を食べてきたのか 第1巻」。
NHKドキュメンタリーで放送されたものらしく、
宮崎駿監督が共感をうけたのか、ジブリ学術ライブラリーとして世に送り出されたDVDだそうです。
以前このブログにも書いたかもしれませんが、
私昔から肉を食べる時にいつも、
「この肉を食べる為に牛が・・・」とか、
「このクリスマスチキンを世界中に用意するために何羽のニワトリが・・・」
なんて考えてしまうタチでして。
この第1巻の目次の中に、
「 第1集 一滴の血も生かす ~肉~ 」
との記載があったので借りて見ました。
ドイツの農家で買っている豚を屠殺する場面などが紹介され、
文字通り、一滴の血も生かし、全ての臓物も無駄にせず、
いただいた命を、家族の命の糧にしていました。
知ったような口をききますが、
現代日本の何でも手に入る食生活だと本当にこういうことを忘れがちなんじゃないかなと思います。
スーパーに行けばいつも肉、魚があふれ、
ファーストフード店では100円足らずでハンバーガーやチキンが買える。
すばらしく便利な世の中。
企業努力の賜物?
でもこういう映像をみるとなんだか今の便利さに違和感を覚える。
そもそも「食」って、今享受しているような、こんな簡単なものなんだろうか。
きっと見る人によって感じ方が全然違う映像なんだろうなぁ。
もう世間の小学生達は夏休みですよね?
ちょっと衝撃的かも知れないけれど、
こういう現実を教えてあげるにはいい期間なんじゃないでしょうか?
子供にとっては面白い内容ではないかもしれないけれど、ある意味オススメです。
おなじ「食」に関わる商いをさせていただいている以上、
なんとか「最中」を通して、社会に子供達に、
「食」に対する興味?を持ってもらえることができないだろうかなぁ。