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古いビルの2階 ギャラリーARCA 西田です^^
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それで終わりだと思っていました。
しかし、そうじゃなかった。
一番驚いたのは、MAJOさんの個展で、「生まれると決めた子」を見た時です。
あ、これって妹のことかも・・・。と直感しました。
その後、まったく黄泉の国を再現したかのような天橋立を雨の中歩き、籠神社(このじんじゃ)、その上の眞名井神社でさまざまなことがわかり、
なんと、妹の弔い明けの法事をすることを決意させられました。
思えば、私の家族は、どこかばらばらで、一つにならない、ということを感じていました。
他人の目は気にするけれど、家族一人一人がないがしろになってしまっているような感じ。
それもあって、私自身も自分に自信が持てなくて、自分軸をしっかり持つことができていません。
家族がばらばらになってしまった原因は、きっと妹が50年前に命を落としてからではないか。
そんな思いをずっと持っていました。
普通なら、毎年亡くなったことを思い返す法事をしているところ、そんな法事はいまだかつてしたことがなく、妹の誕生日はおろか、亡くなった日ですら私たち兄妹は知りませんでした。
今回のことで、母に妹が亡くなった顛末を聞き、あらためて涙が出ました。
あまりにも残酷な選択をしなければならなかった両親を思うと、今もまた涙が出ます。
もし自分の子にこんな過酷な運命があったなら、きっと普通の状態ではいられなかったと思います。
母は、50年も前のことなのに昨日のことのように涙を流しながらその当時のことを話してくれました。
それぐらい、耐え難いことだったのだろうと思います。
毎年思い出すこともできないぐらい、父母にとってはつらい出来事でした。
この父母の背負った十字架を、私や兄は全く知らされずに過ごしてきました。
それはおそらく、私や兄に負担をかけまいとする父母なりの配慮だったのかもしれません。
でも、それは私たちにとって大きな疑い、愛されていないという不信感につながっていったのではないか、と思っています。
今から20年ぐらい前、私と両親とは少し険悪な関係になっていました。
ある時偶然受けたカウンセリング講座で、カウンセラーに「(妹さんが亡くなったことで)まだ泣けなかったんですね」と言い当てられたことがあり、その時初めて、妹が亡くなったことで自分は泣いていないことに気が付きました。
それからすぐぐらいに、夫が何気なく渡した夏川りみの「涙そうそう」という曲で、どういうわけか1週間ぐらい泣きました。
しばらくしてようやく自分が妹のことで泣いていることに気が付いたのです。
そこからわだかまりがあった両親と和解。
不思議なことにいろんなつっかえが外れていきました。
その時思ったのは、人は亡くなっても、生きている人に影響を与え続けていくんだな・・・・ということ。
それは幼くして亡くなった魂であっても同じです。
あれから20数年、とうとう妹が亡くなって50年がたってしまいました。
家族はまだ一つになれずにいました。
一度壊れてしまったものはなかなか元には戻りません。
すでに兄は別の次元に行こうとしていて、それを止めるには妹の法事に参加すること以外ないと考えていました。
ツクヨミ神社に行き、籠神社、眞名井神社に導かれ、その思考の経緯は今ここでは書きませんが、さまざまに圧力もあって、なんとか家族が一つになって、妹の弔い明けを見届けようと思って力を尽くしました。
それが先日の法事につながったのです。
でも、兄はそれすらも拒否しました。
もう違う次元に旅立った後だったようです。
悲しいですが、いたしかたないのかもしれない。
違う次元に行ってしまったら、言葉は同じでも通じないのです。
私は兄を理解するのをやめた、ということを理解せざるを得ませんでした。
もうこれでなにもかも、終わりです。
法事を終え、帰りの電車でにわか雨が降りました。
きっとどこかで虹が出ているはず。
それは、妹が満願成就して、虹の向こうに旅立ったことを意味します。
それでいいんだ、と思いました。。。
今回のことを進めるにあたって、私は父母の今までのわだかまり、つかえていたものをすべて聞くことができました。
父はあまり大声で話す人ではなかったのですが、あの日はなぜか強く自分の気持ちを訴えていたように思います。
ああ、この人も、子どものころのトラウマを長く抱えていたのか。ということがわかりました。
子どものころ、わかりあえなかった親とのかかわり。
きっとその親もまた自分の親とのかかわりでトラウマを抱えていたかもしれません。
ねじれてしまった紐はなかなかまっすぐにはならないけれど、
思いのたけを子どものように吐き出すことで一気に問題は解決に向かったように感じています。
法事が終わった後、父のリクエストでフルーツパフェを食べに、近くの珈琲店に向かいました。
食べたことなかったから食べたかった!という父の様子に、子どものようだとほっこりしました。
母は、2週間前に階段から落ちてよろよろしていたせいか、父親と手を繋いで歩いています。
そんな二人を見るのは初めてでびっくりするやら微笑ましいやら。
何かが変わった、と思いました。
それまで父母がこだわっていたものがすべて外れたような感覚。
ああ、兄が来なくても、この二人はもう納得している・・・。
そう感じました。
本当なら、兄に来てほしかった。
記憶を塗り替えてほしかった。
どんなにつらい家族との確執があったとしても、新しくされるには過去の記憶を塗り替える必要があったのに。
それすらも拒否した兄は、過去の記憶をそのまま抱えて、生きていく選択をしてしまいました。
重荷を背負ったまま、生きていく選択をしてしまった。
それは兄の選択であって、私はもうかかわることができません。
手を繋いで帰る父母の背には十字架はありませんでした。
もう重荷は背負わなくてよくなったのです。
桂がその重荷を受け取って、天の国に旅立ってくれた。
そのために桂は黄泉の国から働きかけてくれたんだな、と信じます。
今回の出来事で、私はもう一度、生まれ変わって生きたいと願うようになりました。
自分本来に与えられた仕事を、今度こそ全うしたいと思う。
そのために、これから力を尽くしていきたいと思っています。
余談ですが、妹は今天女のように美しい人になっているような気がしています。
天の国で大事な役割があるらしく、この世に戻ることはないけれど、今は天の国でその役割を担っていることでしょう。
いいなぁ~・・・・。
友人からいただいた写真。
法事の日、虹が出ていたそう。
やっぱり出ていたんだね。
天の国にあげられていったんだね。
ありがとう
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