日常、親や兄弟や甥・姪とそれぞれに連絡を取り合ってはいるが、一堂に会するのは年末年始だけだろう。

今年もそれぞれに、東京、北海道、兵庫、遠くはオーストラリアから集まってきて、明日カミさんが宝塚から合流する。残念ながらオランダ留学中の長女は帰って来れなかったが、おそらく明日Skypeで従姉妹同士長話をするのだろう。

父は近年パーキンソン病を患っていて右半身不随で補助器具を使って歩くのがやっと。頭はしっかりしているのだがろれつが回らない。
それでも孫たちは「お祖父ちゃん、お祖父ちゃん」と慕い、お祖母ちゃんの料理や片づけの手伝いを進んでやっている。飲んで食うばかりで役に立たないのは私を含めた男どもである。和室の大きなテーブルを動かしたり、高いところにあるお正月用の食器や布団などを取りだすくらいの手伝いはするのだが…。

12月にお酒を飲み過ぎたせいか、このところ首か...ら肩にかけてバリバリで、肩をさすっていると、バレリーナの姪っ子が肩をほぐしてくれた。まるでプロ級の腕前。ちゃんとそれなりのお駄賃をあげた。お駄賃分やってあげてないから明日また同じ時間だけやってくれると言う。

母が「そんなに肩がこるなら温泉に行っておいで」と言ってくれたのだが、今朝朝ごはんに合わせてつい焼酎を一杯ひっかけてしまい、今日は温泉はなし。タクシーを呼んで行くほどのものではない。
おかげで年賀状を完成させることも出来、歩いて近くのポストに出しに行った。

親は年々弱って行くのだが、まだ元気といえば元気でこうやって毎年子や孫が集まってくる。年に一度、たった4泊か5泊で年明け4日からはまた現実に引き戻させられるのだが、家族との時間は何物にも代えがたいものだと思う。

永遠に続いて欲しいと思う幸せな時間である。続きを読む