●宮垣さん(兵庫県・男性)
参加ツアー:2011年5月 Highlights of Jordan8日間
(ヨルダン・ギャップ社)
* * *
(つづき)
今日はワディ・ラムに向かう。
昼食後、4WD車ツアーに出た。
荷台に作られたベンチに座って砂漠の中を走る。
砂漠の中を砂埃を上げて走る2台の車。
追従したり並んで走ったりと色々楽しませてくれる。
その後、みんなで薪集めをしてサンセットポイントへ。
丘の上にある岩に登り、サンセットを待つ。
アイマンが温かいアラビアンティーをデリバリーしてくれた。
甘く、ミントの利いたアラビアンティー。ほっとするひと時。
最初に砂漠の砂が、白、赤、更に黒へと色を変えていく。
濃淡のコントラストが綺麗だ。
次はだんだんと茜色に染まっていく空。吹き荒ぶ風の中、無心で眺める。
細くたなびく雲の間から見えていた青い空が茜色に染まる。
輝いていた太陽が地平線で溶けて、空全体を染めていくような感じ。
そんな風景をただ、ただ無言で眺め続ける。
太陽が姿を隠しても、空はまだ茜色から青へのグラデーションを保っている。
日本人の感覚としては暗くなるまで見続けたいが、
他のメンバーはいっせいに戻り準備を始め動き出す。
名残惜しいが、一人で頑張る訳にも行かずメンバーと一緒に車に戻る。
* * *
夕食後はパーティータイム。
ここでもルカが登場。アルコール類の買出しをしておいてくれた。
アルコール片手にダンスタイム突入。
ルカに誘われ、メンバーが次々と踊りだす。
注目はベリーダンサーをしているというメンバーのダンス。
さすがプロ。魅力的なダンスを披露してくれる。
メンバーや他のお客さんも大喝采。
パーティータイムは結構長く続き、休んでは踊り休んでは踊りと
メンバー全員楽しく盛り上がった。
* * *
荷物をテントに置いた後、何人かのメンバーと焚き火を囲んで話しながら星を眺める。
空には満点の星が広がり、時々流れ星が流れる。
眺めていると、寝ているかと間違われ「Hi,Jack!」の声がかかる。
ブッシュキャンプをしたかったが、それを伝えられないもどかしさ。
諦めて、寝る時は大人しくベッドで寝る事にする。
焚き火を囲んでの話は、どんな俳優が好き、とかの日本人同士が話す内容と同じ様なこと。
そんな会話にもどうにか混じれるようになってきた。
(Jackがいるからと、メンバーがわかりやすい会話とテーマにしてくれたんだろうと思う。
解らない会話には本当についていけず、そんな時はひたすら星を眺めてた。)
翌朝はキャメルライド。サンライズツアーを全員が申し込んでいた。
それぞれ徐々に抜けてベットに向かった。
* * *
翌朝は当然ながら早い起床。
日は出ていないが、夜は明け、空は白く曇っていた。
テントサイトの横には、らくだ達がスタンバイ。
急いで荷物を車に積み込み、準備をしてらくだに乗る。
らくだの背は座っている状態でも相当高い。
座ってみると、らくだの顔が意外と近い。手を伸ばすと頭や首に触れる。
らくだが周りの仲間の状況を見ながら、突然立ち上がる。
後ろ足から立ち上がるので、しっかり掴まっておかないと落ちそうになる。
立ち上がった高さからみる風景は、なかなかなもの。
かなり高い。落ちると痛いだけじゃすまないかも・・・と思う。
けど、らくだの背に揺られるのは気持ち良い。
食欲旺盛なラクダ達、木の葉を食べる隙があれば常に食べようとする。
そんな中、Myらくだは食欲が無いのか躾が良いのかあまりがっついていない。
頭を急に下げることが無いので、安定した乗りごこちである。
しばらくしてキャメルライドは終了。らくだ達とはお別れ。
Myらくだとの記念写真も終え、最初のキャンプ場へ戻り朝食。
朝食をとっている間に、次のオプションであるマイクロライドに順番に乗り込む。
* * *
マイクロライドとは、ハンググライダーにタイヤとエンジン、座席が付いた乗り物で、
操縦士の後ろの座席に座り、約10分間の空中散歩が楽しめる。
上着を借り、ヘッドホンセット、ゴーグルを装着し後ろに乗り込む。
エンジンをかけ、走り出すとあっという間に大空へ。
朝の砂漠の風景を大空から眺める。メンバーやキャンプサイトが足元に小さく見える。
昨日は見上げていた岩山を、今日は空から見下ろして空を駆け巡る。
地面から眺めるのとは違った砂漠地帯。こんなに広がっているんだと実感できる。
遠く霞む地平線まで、岩山や砂漠が延々と続く。
本当に気持ち良い。上着のせいか寒くなく頬に感じる風が何ともいえない。
昨日の夕日を眺める時に感じた風とはまた違う、朝の爽やかな風。
自分自身で操縦していないから、景色を思う存分楽しめる。
いつまでも空を飛んでいたいと思える、貴重な体験だ。
10分間の遊覧飛行はあっという間に終了。無事元居た場所に着陸。
次のメンバーと交代。
らくだといいマイクロライドといい、陸と空の朝の散歩を満喫。
大満足していたが、一日は始まったばかり。
今日はアカバへ移動し、アクティビティーを満喫する予定だ。
* * *
ホテルにチェックイン後、タクシーに分乗して港へ移動。
スタンバイしていたクルーザーに乗り込む。
このクルーザーがでかい。20名ぐらいは余裕で乗れる大きさ。
これをメンバー12名で貸し切りとは何とも豪勢だ。
アンマン達と別れて、船は沖合いへ進む。
こんな大きなクルーザーに乗るのは初めて。思わず他のメンバーと船内探検。
操縦席に座らせてもらったりと、はしゃぎっぱなし。
幾つになっても、どの国の人でも楽しみ方は変わらない。
アカバは、ヨルダンとイスラエル、エジプトの国境が集まっている。
船からは3カ国を眺めることが出来る。
陸続きの国境の感覚が無い日本人としては珍しい光景だ。
また、紅海はダイバー憧れの美しい珊瑚礁が広がる場所らしい。
このオプションに参加して良かったかもとますます実感。
30分ほど沖に出て停泊。シュノーケリングの道具を借りていざ海へ。
始めは冷たい!と思ったがすぐに慣れて気持ち良い。
足にフィンを付けているので楽に進むことが出来ると思ったが、
潮の流れが意外と速く、泳ぐのに苦戦。
フィンを付けてのシュノーケリングは初めてだけに妙にテンションが上がる。
シュノーケルに慣れてないので、時々海水を吸い込みプチパニックに陥りそうになるが、
何とか耐え、船の周りを泳ぎ回る。
眼鏡を外しても、意外と見える珊瑚礁や魚達。
青く澄んだ海と、海の底には珊瑚礁が広がり、その間や上を泳ぐ魚達。
クルーが餌を撒いて魚を集めてくれるので、海中から見る魚達もキラキラ光って綺麗。
視力が良い人がみると、海中は絶景なのかなとおもう。
昼食はバーベキュー。
クルーが焼いたのを取り分けてくれる。焼きたての肉や野菜は旨い。
まだ泳ぎたかったので、腹八分目にしようとして食器を返しに行くと
お代わりと勘違いされ、ガッツり盛られてしまう。
うーん、断る会話も出来ず、食事を残すのは性分に合わない。
再度皿と格闘。美味しいのもアリ見事完食。今度は盛られない様にきっちり食器返却。
* * *
ホテルに戻っても、夕食迄時間がある。
メンバーと一緒に買い物散策へ。
夕食はホテル近くの店でシーフード料理。
シンプルな白身魚の塩焼きをオーダー、新鮮なだけに魚が旨い。
昨日位から、ちょっとはまったのがレモネードミント。
フローズンレモネードに生ミントをすり潰したのを混ぜてあるのだと思うが、
これがさっぱりしていて美味しい。
見た目は青汁そのもの。よく言えば抹茶色。
けど一口飲むと、レモネードの酸味と生ミントの香りが口に広がる。
アラビアンティーといい、ミントを多用する地域で、どれもはずれは無い。
この旅で、もう口にしたくないなと思う強烈な料理や食材にあたらなかったのは幸いだ。
昼間の疲れが出たのか、食事後の散策には加わらず部屋で休むことに。
明日は実質最終日。アンマンへ戻ります。
* * *
(つづく)



















