前回記事の続きです下矢印


お友達について悩み始めた息子(8)の為に、親として何か出来ることはあるだろうか?


手始めに、一読後、積み上げていた発達関係の本を再読しました本



 イラスト版子どものソーシャルスキル: 友だち関係に勇気と自信がつく42のメソッド




第1章第1項は「朝、友だちに会ったとき」でした。

つまりあいさつの話ですね。


もうこの時点で読書は一旦ストップ。

うちの子達2人とも挨拶がヘタクソです笑い泣き


幼稚園の門をくぐる時、毎朝園長先生が立っているのですが、通って3年目の年長になっても自分からは挨拶しません。


自転車から降ろす時に「先生にちゃんと挨拶しようね!!」と一声かけておけば挨拶出来るけど、声掛け無しだと先生が挨拶してくれても完全スルーで園舎に向かって一直線に走って行きます走る人走る人



小学校に入ると日頃どうしているのか幼児期よりは分かりづらくなります。


でもたまに通学路の途中まで迎えに行くと、旗当番のおばさまに挨拶できていないのを目撃します。


また、角を曲がる時にクラスメイトの優しい女子が「バイバイ!!」と声をかけてくれても挨拶を返せていませんガーン


私が息子を小突いて「ほらあんたもバイバイしなさいムキー」と言って、やっと挨拶する始末です。



ASDの特性で、話し掛けられても何か考え事をしていると本当に気付かない(所謂シングルタスク、マルチタスク苦手な特性)があるようだから、わざと無視している訳では無い?


だとするとどう対処したらいいのか分からないな、、、という所で、今まで思考停止していました

アセアセ


でも日常生活に問題をきたし始めているので、そろそろ向き合わなくてはなりません。



そこで2冊目。


②自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生編


言わずと知れた本田秀夫先生のご著書ですキラキラ



今回の記事タイトル「あいさつは応用」だと考えたい

は、こちらの本のコラムからお借りしました。


私は目から鱗が落ちたので、以下に引用させて頂きます下矢印


 「あいさつはコミュニケーションの基本」といわれることもありますが、自閉症スペクトラムの子の場合、「あいさつは応用」です。
 彼らにとってコミュニケーションの基本は、人に用事をはっきり伝えること。あいさつのように特別な用のない言葉は、基本的にはいらないものなのです。あいさつは教えるとしても、もっと成長してからでかまいません。


そうそう。息子は今でこそ自分の好きな話を一方的に話しまくりますが、4歳頃までは用件しか話さないのでそれはそれは口数の少ない子どもでした真顔


会話に必要性を求める思考様式です。

ただ「挨拶しなさい」ではなく、「なぜみんな挨拶しているのか、なぜ挨拶は必要なのか」を教える必要があったのです。


挨拶された事に気付いてないから挨拶返せてないのだと私は思い込んでいましたが、もしかすると挨拶された事に気付いていたにも関わらず、必要性を感じないから挨拶返して無かったのかも知れませんガーン



正直1冊目の本を読んだ時は、2年生にもなって挨拶を教えるなんて遅過ぎた。もっと早く教えていれば息子生きやすかったかな、、、と思う気持ちがありました。


でも2冊目の本で本田先生が挨拶は教えるとしても成長してからで構わないと書いていらっしゃるのを読んで、息子が問題意識を持ち始めた今から教えるのでちょうど良いのかもキラキラと思うことが出来ました。


やはり沢山の本を読んで良いとこ取りをするのが精神衛生に良いですね。



次回記事でも引き続き、発達関係の本を読んで感じたことを書いていきたいと思います。

ここまでお読み下さった方、ありがとうございましたニコニコ