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500アバルト製作記(その8)

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連休明けの木曜日は仕事で東京に出張してきました。
出張先の窓から見られる風景はこんな感じ。さて何処でせう?

さてさて
なんちゃって「esse esse(エッセ・エッセ:SSのイタリア語読み)」
仕様を作ることを目論んでいるアバルト500ですが、
そうなるとキットのホイールではなく、
本国仕様のホワイト・アロイホイールを
再現したくもなってきます。

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そこで、似たような形のホイールを探しまして
(フジミのモデューロスポークR10(17inch)です)
アバルト500のサイズに合わせて幅をつめます。

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裏側も車体幅に収まるよう、
中心のポリキャップの入る部分をさらに削り落していきます。

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タイヤもホイールの幅に合わせて、溝の部分で切断して幅を詰めまする。

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そしてメッキを落とした後、当然ながら白で塗装します。
奥に見える赤いのは同じく塗装中のドアミラーです。

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替えたホイールはその内側がよく見えるデザインなので
ディスクブレーキはキットのものは用いずに、ジャンクパーツのなかから
ちょっと大きめのものを選んで取り付けました。


もうちょっとだけ続く。

500アバルト製作記(その7)

皆様はこのGWの連休はどのように過ごされたのでしょうか?

私はほとんど家にこもって、最近触れていないプラモデルの製作に

勤しみましたとさ。


そんな感じでアバルト製作の続き。


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窓枠等の塗装の為にボディ全体をマスクします。

境目はマスキングテープで、それ以外は新聞の広告等を使って隠します。

気を抜くと意外なところの隙間から塗料が回り込んでしまうので

充分チェックしながら貼っていきます。


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んで、窓枠等をセミグロスブラックで塗装してテープを剥がした状態。

屋根に貼った全面デカールの上にマスキングテープが付かない様

注意したつもりでしたが、ちょっとかかっていたみたいで

剥がすときにデカールの一部がテープに持ってかれてしまいました。

これは後で修復します。


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前席は赤と黒の塗り分けが必要ですので、

赤を塗装した後、マスクして黒を吹き付けます。


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キットには窓の黒縁を塗装する際のマスクの紙が付いていますが、

残念ながらただの紙切れで、裏から両面テープを張って切り出す等の

手間が必要です。(コスト対策でしょうね)

私は、その型紙をスキャンして、市販されているシールの台紙に

プリンターで印刷したものを使用しました。


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室内はスポーティなほぼ黒一色。塗装した各パーツを組み合わせます。


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ダッシュパネルは塗り分けが必要です。モールドの彫りが浅くて

マスキングがしづらかったので、塗装前にスジボリ堂のタガネで

深く彫り直しました。



続く

500アバルト製作記(その6)

平日は仕事を終えて家に着くのが大抵午後9時を回ったりして

模型の時間を取ることなんてなかなかできないのですが、

じゃあ休日は模型作りに集中するかと思いきや、

春になって気候が良くなってくると、なにかと理由をつけて

外に出たくなります。困ったものです。


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木々の緑が萌え萌えで眩しいです。


そんな感じでぼちぼちやっている500アバルトの製作ですが、

先週クリアーを吹いて、塗装も乾燥していますので

研ぎ出しの作業をするとです。


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1200番の水ペーパーを全面にあてて、

塗装面の細かな凸凹を削り落とします。

やすりの目の詰まり防止の為、水には少量の中性洗剤を入れています。

目が詰まったらやすりの換え時と判断する方もおみえになるので、

このあたりは人によりけりです。


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こんな感じで、全面白く粉が吹いたような感じになります。


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ここからコンパウンドを使って塗装面を磨いていきます。

私は自動車用品店やホームセンターで売っている

ホルツの3本セットを使っています。

最近は模型専用のそれもたくさん発売されているのですが、

近所の模型店では扱っていないことも多く、

手近にあるものを使ってしまいます。


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使い古しのTシャツを切り刻んで手ごろな大きさにした布に

コンパウンドに付け、ボディを磨いていきます。

白濁していた塗装面が磨かれて、

こんな風に明かりが映りこむようになるとです。

この瞬間がたまらんなあ。


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研ぎ出しという技法を知って自分もやりだした頃は、

水ペーパーも思いっきりあてて、コンパウンドもたくさん使って

ひいひい言いながらなんとか見られるような艶にしていたのですが、

最近の塗料の性能のせいか(もしかして自分が上達したのか)

この作業がかなり楽に感じてきました。


まあ、なにはともあれ、

下地から注意して塗装を仕上げていくことが重要なのでしょうね。


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そんなわけで、塗装面もカドを出すこともなく

うまいこと研ぎ出しができました。


次は細部の塗装に移っていきます。



続く