５００アバルト製作記（その２）

引き続き、ボディの下地を作っていきます。

前後のバンパーの次は屋根の加工に移ります。

ノーマルの５００のキットのルーフ、

そもそも中途半端なグレード再現なのです。

モールド的にはグラスルーフ装着の

上級グレード「ラウンジ」の再現ですが、

その部分が透明パーツではないので、

見た目はグレード「ポップ」の再現ともとれるのです。

そこで、

モールドを修正して、アバルトのそれにしていきます。

キットのモールドを一旦全部埋めて、

サイドパネルとルーフパネルの境目にある

ゴムのシール（になるのかな？）のモールドを彫り直します。

そして、サイドスカートのパーツを取り付けます。

サイドスカートのパーツの裏側にある突き出しピン等を

削り落したりして、ボディとの合いを慎重に調整して

隙間が生じないよう接着するとです。

また

ボディ全体の凹モールド（スジ彫り）は塗装厚を考え、

スジボリ堂のタガネを使って深く彫り直します。

特にサイドウィンドウ周りのそれは

キットのままではぼんやりしていて境目もよく解らないので

必ずやっておくべき作業と思います。

んで、ここまでの作業が終わった段階での全体図。

ぶっちゃけ、実車とはなにかが違う気がするのですが、

そこは見なかったふりをします。

ルーフの後端につくスポイラーはこの画像では置いただけなので

ボディから浮いていますが、この後接着してルーフとの段差を

紙やすりでなくしていきます。

また、ボディ全体も４００番の紙やすりをあてて、

パーツの微妙なうねりを削り落すと同時に表面を粗くさせることで

この後に吹くプラサフの食い付きをよくするとです。

続く

５００アバルト製作記（その１）

作りかけのキットもいくつかあるのですが、

色々浮気心が働いて、また別のキットに手を付けてしまうとです。

こんなんだから誰か１人に集中してアタックできないんだよな．．．

って、何を書いているんだ私。

んで、この３連休の最終日に作り出したのが

フジミの１／２４スケール、フィアット５００アバルト。

なるべく拘らずにさくっと作っていきたいとです。

ボディは実車同様、以前に発売されたノーマルの５００のパーツと共通。

ノーマルと異なる

前後のバンパーやシート等で１枠ランナーが用意されるとです。



まずはボディのパーツにモールﾄﾞされた、

アバルトには装着されていないサイドモールを削り落とします。

とはいうものの、ノーマルの５００でも

再現するグレードによっては削るべきものではあります。

次に前後のバンパーを取り付けます。強度を考えて、

まずはガチガチに接着したのち、パーツの継ぎ目を掘り直します。

リアのバンパーも同様に。

あ、リアのエンブレムがアバルトでは盾型のものになるので、

ノーマルの円形のモールﾄﾞは削り落とします。

続く

BMWイセッタ製作記（その６）

ドアとステアリングシャフトのリンケージが何とか形になりましたので

後は灯火類もろもろのパーツを取り付けていきます。

エンブレムやバッチはキットにエッチングパーツとして用意されています。

BMWのマークには凹部に筆で各色を置いて、乾燥後に水ペーパーを軽くあてて

はみ出した部分を削り落とします。

イセッタのロゴは切り離すときにぐにゃっと曲がってしまうくらいやわなので、

皆様もそのときはご注意を。

ワイパーはキットのエッチングパーツは用いずに

モデラーズのワイパーNから１つ。（片方は殺した仕様にしました。）

天井のキャンパストップの部分は、室内がよく見られるように畳んだ状態で固定。

サイドマーカーやリアランプはキットのものを着色して使用します。

ナンバー灯は透明パーツだったので、

ハセガワトライツールのミラーフィニッシュを貼り込みます。

以上でなんとかかんとか完成です。

ちょうど１月末に東京晴海のニューイヤーミーティングに出店しましたので、

その時に取材に来た編集長にお渡しすることができまして、

誌面に載った次第です。

しかし、この小ささがたまりませんな。

これを作るとやっぱり同社のメッサーシュミットも作りたくなります。

おしまい