リンク先のkyupinの日記によると医療保護入院の条件が変わったそうです。
家族の同意が不要になり、精神科医と市長の同意のみで強制入院可能という内容です。
下手に集スト被害を訴えると精神病患者の保護と称して病院に拘束される恐れがあります。
これは事実上の言論統制でしょう。
kyupinさんは賛成のようですが、日本弁護士会は人権侵害として反対しています。
kyupinさんの言う家族の虐待から守るという事例に関して、
虐待は医師の権限強化でなく虐待の認定基準を見直すこと、
ポリスパワーは措置入院、パレンスパトリエは医療保護入院と明確に区別すべきです。
医療保護にポリスパワーを担わせるのは保護の観点から適切ではないと思います。
医師の権限強化により訴訟リスクが減り安易な強制入院の増加が予想される為、
患者は率直な発言がしづらくなり、その結果誤診が増えるという新たな問題が発生します。
※精神科医を信用すべきでないという意図はなく、あくまで波及効果についての話です。
今後精神科を受診される場合は上記理由により万が一を考えて
集スト関連について医師には話さないようにしてください。
この法案の賛成者は精神病棟の空き状況を知っているのでしょうか。
虐待被害者、認知症患者、入院拒否の患者に医療保護を適用すればすぐ満杯になり
本来適用すべき患者を保護できなくなります。
その場合精神病棟を新設するのでしょうか。費用はもちろん国民の税金になります。
この改正は様々な社会問題を医療保護に押し付けた保護という名の監禁と言わざるを得ません。