京都の心理カウンセラー・田中テンメイのブログ -812ページ目

子供の「絵」はやっぱり凄いです!

心理カウンセラーのテンメイです。

時々、子供たちの「絵」が、駅にたくさん展示されているときがあります。
私、あれを見るのが大好きです。
小さい子供ほど、大胆にテーマをつかんでいます。

例えば「レールに置石禁止」のテーマで描かれた絵。
上級生は説明ポスターになっていますが、低学年は、画用紙のまん中に、
いきなり「置石」が鎮座している大胆な構図でした。
線路や電車は、どう考えても、後で描いた作品でした。

それが、すごいパワーで見る者を圧倒する迫力。
伝わるんですね、描いた人の気持ちが。とても楽しいです。

心理学には「絵画」を通して、気持ちを見る技法があります。
これ、本当に気持ちがわかるんです。
単純ですが、恐いお母さんを、頭からツノが生えた絵に描いた子供もいます。こげ茶色だけでお母さんを描いた子もいます。

詳しい分析はここでは語りませんが、子供はSOSのサインを出しています。

上手に描くことよりも、気持ちをぶつけることが大切かもしれませんね。
お母さん、どうか子供たちの絵を見てあげてください。
そして、下手でも褒めてあげてください。
そうすると、子供はとっても嬉しいんです。
でも、注文をつけたり、手を貸したりしてはダメですよ。
ここは我慢のしどころです。
例え、学校やコンクールに提出する絵でも。
お母さんが描いた瞬間に、子供は興味を失うこともありますから。
万一、そのお母さんが描いた絵で、表彰でもされたら子供の心には、
生涯、消えないキズが残るかもしれません。

そこのところ、考えてヨロシクお願いします。

私達も、もっと自由な発想でのびのび表現してみたいですね。

チン!される「お新香」の気持ち。

心理カウンセラーのテンメイです。

寒いですね。昼食を食べるのに外出するのがイヤになります。
近くのコンビニで、お弁当の方も多いのではないでしょうか?

さて、コンビニ弁当、電子レンジで温めてくれるのは嬉しいですが、
お漬物も一緒に温かくなるのは、何とかなりませんでしょうか?

メインのおかずと、ご飯は、OKですが・・・。
お新香にしたら、「オイオイ、温めるの、ヤメテよ」と
言いたいところですね。

カウンセリングをやっていると、少数意見が受け入れられなくて、
相談に来られる方もいらっしゃいます。他の人と違う考えで、悩んで
いる方もいます。世間の基準と少し違うことを気にしている人もいます。

ニートの親御さんや、子育てで悩んでいるお母さんに、
この傾向が多いかもしれませんね。

「大学を出たのに、働かない」
「せっかく決まった会社を辞めた」
「他の子より喋るのが遅れている」
「標準体重より軽い」

多くの者と比較して、比べることをやめませんか?
人と同じなら安心する気持ちは、理解できますが、正解とは限りませんよ。

個性や能力は、他人と違うからこそ開花します。
そこを、認めることは、結構、難しいかもしれませんが大切です。

人とコンビニ弁当を、同じように扱うつもりはありませんが、何か共通する
ことを感じませんか?

「コンビニ弁当のお新香」は、温められてもしっかりと自己主張してます。
でも、本当は温めないほうがおいしいです。

大人の考え、世間の基準で、お子さんを見ることは、ひょっとすると、
間違いなのかも?

みんながメインのおかずなら、お弁当は、お弁当ではなくなってしまいます。ご飯やつけ合わせや、野菜やお新香など、色々あるから、美味しいですものね。

「お漬物」も立派なメイン食材です。
堂々と自分を主張しましょうよ!
少数意見もひとつの考えです。
人と比較するより「自分がイイ」と思ったら、それはそれで良いのでは?

なんか、今日は難しい話になってしまいました。

ボーナス出た人、ヨカッタね。

心理カウンセラーのテンメイです。

今日、ボーナス支給の会社、多かったのではないでしょうか?
イヤー、正直、ウラヤマシイです。
個人でカウンセラーをやっていると、ボーナスなんて関係ないですから。

でも、サラリーマンの友人に色々言われました。

「自由だから、いいですね」
「好きな時に休めるでしょ?」
「朝はゆっくりだし」
「好きなことをやってるんだから楽しいでしょう」
「儲かる時はすごいんじゃぁないの?」
「待ってるとお客さん、来るのでしょ」
「外回り、ナイものね」
「接待がないのがイイな」

えっーと、いくつかは当たっているかもしれませんが、間違ってもいます。

反論ではないですが、少なくとも「好きな時に休める」は、
クライエントさんの都合を優先しますから無理です。

「儲かる」と言うのも、完全な誤解です。ひとりひとりに時間を取って、
丁寧な真剣勝負対応ですから、そんなに収入にはなりません。
儲けている人は、カウンセリングではなく「カウンセリングの学校」を
やっている人達かもしれません。

「朝はゆっくり」も正確ではないですね。早く来て、掃除してます。
トイレ掃除や雑巾がけなどなど、雑務もいっぱいです。

「好きなことやっている」
んー、これは当たっていると思います。
私、カウンセリング、好きかもしれませんね。
正しくは、笑顔になって帰って行く人の表情が好きです。
何かに気がついた時のパァッと変わる顔が好きです。
涙を流した後のすっきりした表情も素敵です。

その手法が、たまたまカウンセリングだったのかもしれませんね。

最後に誤解のないように、一言だけ。

「好きなカウンセリングをしても、私が癒されるわけではありません」

これ、結構、間違っているカウンセラーもいらっしゃいますから・・・。
どういう事かは、プロとして勉強してください。
理解できれば、それが「自分へのボーナス」になると思いますから。

子供の夢をこわさない大人ですか?

心理カウンセラーのテンメイです。

荷物を整理していたら、小学校の卒業文集が出てきました。
将来の夢のページに「僕は大きくなったら新聞記者になりたい」と書いていました。友人は「歌手」「社長」「パイロット」「花屋さん」「野球選手」、他にも色々夢が書いてありました。

懐かしいのと、友人の顔を思い出した時間でした。
今はカウンセラーをやっていますが、結構、原稿などを書いたりして、
文章に携わる時間は多いほうです。

どこで「新聞記者」をあきらめたのかは、定かではありませんが、もっと好きなことを見つけたのでしょうね。

子供の夢は、可能性を秘めています。
小学生が「歌手」になりたいと言ったら、応援する大人になりたいですね。
最近は、即座に否定される親御さんも増えているでしょうね。
「お前には無理」とか「安定した公務員がいいよ」とか、親切心から出た言葉かもしれませんが、なんか、ガッカリしませんか?

実際に歌手になりたくて夢を実現した人もいます。
野球選手のほとんどが、小学生からプロを夢見ていたそうです。
今ならサッカー選手になりたい人も増えているでしょうね。

ダメな時はダメと、自分で気付きます。
もっと好きなことを見つける可能性もあります。
子供の夢は、明日を生きる力かもしれません。

大人が横から口出しするのはやめましょう。
夢を咲かそうとしている、子供の芽を摘み取っていませんか?
それは、ひょとすると世界で一番悪い行いかもしれませんよ。

(私、野球選手も夢でした。どこであきらめたのだろう・・?)

寒いから「北風と太陽」の話を思い出しました。

心理カウンセラーのテンメイです。

寒いです。京都はみぞれ混じりの雨です。
今日は、一番あったかいコートを着てきました。
マフラーもしてます。

駅まで歩いている時「北風と太陽」のお話を思い出しました。
これは、カウンセラーにとって、初歩の段階で習うお勉強です。
あらすじは、ご存知と思いますが、ちょっとだけ紹介します。

北風さんと太陽さんが、コートを着ている男の人を見つけました。
どちらが、男の人のコートを脱がすことが出来るかを賭けて対決します。
北風さんは、コートを吹き飛ばして、強引に脱がそうと、強く、冷たい風を吹き付けました。男の人は、コートの襟を立て、両手でしっかりとコートを
押さえています。北風さんは、さらに強い風を吹き付けました。男の人は、
もっと強く抑えて、コートを脱ぎませんでした。

今度は、太陽さんがトライしました。ポカポカとあったかい陽ざしを送りました。男の人は、段々、暖かくなってきて自分からコートを脱ぎました。
この勝負、太陽さんの勝ちでした。

なんか、すごく当たり前の話に聞こえますが、カウンセリングでは、とても
重要なことなのです。自分からコートを脱ぐ行為にもっていくことは、力や
強引さでは、無理なんです。

自分が気付いて、自分で行動するから、納得がいく。悩みや問題を、外からの力で解決しようとしても、形だけができて、コートを脱いだ人は、ますます寒くなるだけなんです。そこのところが理解できない他人は、コートを強引に脱がして、問題が解決したと思ってしまいます。自分は寒くないだけに
強引に脱がされた人の気持ちが、わからないんです。結果として、コートを脱がしたことだけが評価されただけなんです。

もっと具体的に言うと、例えばニートの人は「働かない」のではなく「働けない」様々な要因があるケースがあります。そこを理解、解決しないと、親としては仕事に就くことだけが目標になって、それ以後を考えていないため、後で問題が大きくなることもあります。
目的や目標、希望がないままに形だけを整えても、たぶん、すぐに辞めてしまうケースになるでしょう。親御さんの言葉が北風になっているケースはたくさんあります。

どうか、太陽でいてあげてください。悩んでいる人は、その暖かさに自分で気付く時が必ず来ます。ゆっくり、あせらず、受け入れることも時には大切ですから。