JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

社内FA制度は、同じ会社内で自分が希望する部署で働けるようにする仕組みです。
普通はどこの部署に配属されるのかは希望することができず、やりたい仕事をやらせてもらえない場合も多いです。

社内FA制度はプロ野球のFA制度に近く、これまでの実績や勤続年数などの条件を満たした場合に利用することができます。
そのため、簡単に自分のやりたい仕事ができるようになるわけではありませんが、条件を達成しようと考えるようになるため、仕事に対する姿勢を向上させることができます。

これなら、意図せず自分がやりたい仕事を扱う部署以外に配属されたとしても、腐らずに頑張ってもらうことが可能です。
マネジメントの側面から見ても、優秀な人材を他社にとられず、長く定着してもらえるといったメリットです。

従来は完全に会社が人事を決めていたので自由度は高くありませんでしたが、近年は日本の会社も年功序列ではなく成果主義を取り入れつつあります。
そして、社内FA制度はまさにその成果を正当に評価してもらうことのできる仕組みとして、近年は導入する会社も増えている傾向にあります。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和