がんになって2年目の12月から埼玉県南部の病院で回復期リハビリテーション病棟専従勤務を週4日の契約ですることになりました。金曜日が研究日という名前の休日で、脳神経外科の急性期病院にアルバイトに行くつもりでしたが、前にも述べてようにこのアルバイト先が結局12月は決まっていなくて、代わりに埼玉県北部で2年前に開業した懇意にしている脳外科医のクリニックに土曜日2回勤務したのは前にも述べた通りです。北関東の病院にまだ在籍していた7月からこのクリニックには都内勤務になっても11月まで月2回、木曜日に非常勤で勤務して半日脊椎手術の助手、半日は外来を担当していました。土曜日に働くのは実に10年ぶりぐらいでした。

 

 40歳ぐらいまでは月に1回ぐらいは土日に日当直の勤務がありました。40歳以降は、40代は日曜日・50代からは土曜日にサッカーの試合がありました。今では公的病院は土日休みですが、私立病院や診療所は土曜日も当たり前に営業しています。自分も46歳以降はずっと私立病院勤務でしたが、土曜日はサッカーの試合もありほとんど休みにしていました。若い頃からヘビースモーカーだったこともあり、40代から歯がボロボロで治してはまたかぶせが外れてほとんど定期的に歯医者へ通うことになってしまいました。最後に勤務した北関東の病院は併設のクリニックに歯科があって助かりました。前から土曜日に歯医者へ行くことが多かったのですが、池袋ぐらいになると日曜日もやっている歯科が10件以上あります。しかし、どうも日曜日やっている歯科は何故か歯科医の対応が悪かったり、妙に料金が高かったり問題のあるところが多い印象です。日曜日でも、「診療日」とするからには「時間外」のように自由に治療費を取ることはできないはずですが、どうなっているのでしょうか?また、白内障と緑内障の術後であり、特に緑内障の目薬は3種類使用を続けています。池袋駅前の眼科は土日どころか祝日も営業していてびっくりしました。祝日というのはほとんど何もすることがないので、通院に充てられて大変助かりました。

 

 そうするうちに、がん発見満2年の大腸内視鏡(ファイバー)検査を受ける3月になりました。12月の大学病院受診時に池袋駅前の消化器科クリニックに大腸ファイバー検査を受けるための紹介状を書いていただいていました。しかし、そこに2回電話しましたがどうも電話に出た女性の対応が悪く、思い通りの日にやってくれそうもありません。そこで改めて調べてサンシャイン近くのクリニックで受けることになりました。日曜日も検査をやっているクリニックでした。3月も土曜日は2回埼玉県北部のクリニックでのアルバイトが入っており、他に中学・高校の同期の集まりが別々の土曜日にあり、結局、日曜日の朝に検査を受けることになりました。このクリニックは院長も若いのですが、患者層も何故か若い人が多く、検査の承諾書も自分のスマホで2次元バーコードを読み取って、それを読んで「承諾」を押せば完結するシステムでたいへん驚きました。さすがにはやっているのでちょっと待たされますが、職員の対応もたいへん良いクリニックでした。日曜日の検査なので、どうせアルバイトの医者だろうとちょっと心配もあったのですが、私が手術を受けた大学病院にいた先生で若いけれどもとても上手で、私が医者と分かっていていきなり、○○先生、と呼ばれてとても丁寧に画像を説明してくれました。これまで3度大腸ファイバー検査を受けましたが、北関東の病院でがんを見つけてくれて1年後の検査も担当してくれた先生もすごくうまいという評判でしたし、手術前には大学病院の消化器内視鏡科の主任教授に検査してもらいましたが、それらの3回と比べても最も楽でした。結果も再発はありませんでしたので大満足でした。大学病院への検査所見と紹介状の返信も日曜日だというのにクリニックの院長先生がしっかり書いて下さいました。

 

 池袋のような地域ではクリニックも競争が激しく、日曜日だといっても診療の質を低下させてはやっていけないことと思います。かつてのように偉い医者は土日祝日休み、という時代ではなくなってきているのではないか、別の意味での働き方改革のようなものでしょうか?自分も埼玉県北部のクリニックは脳・脊椎の手術になるような患者が毎土曜日2-3人必ず来るので、平日の常勤・非常勤の勤務先がどうなろうと月2回土曜日勤務はできるだけ続けようと思っています。日程は自由に決められるので、シニアサッカーの予定とうまく調整できると思います。サッカーはすっかり戦力外ですが、一応、チームドクター兼任ですので。