オプトの次期戦略 | carpe diem

オプトの次期戦略

同じくCNET Japanからの記事ですが、オプト海老根さんの記事がありました。

絶大なる販促効果を持つメディアにどう対抗するか


エンドユーザーの川上から川下までの行動データを持つメディアは、最強の販促機能を持つ存在になるのかもしれませんね。このチャネル取引には、広告代理店は入っていけるのでしょうか?

ここで意味深なのは、ネット広告代理店のあり方について以下のとおり締めくくっています。

広告主とメディアの中間に存在し付加価値を提供し続けなければならない広告代理店、たとえメディア(チャネル)内で完結する取引であっても、その取引におけるクリエイティブ性や掲載効率性等をたえず吟味し、広告主の心を引き寄せてなければならないということです。


海老根さんが投げかけている問いへの答えの一つとして、オプト社ではADネットワーク強化を進めているのでしょう。

文中、海老根さんはメディアを最強の販促機能という存在としていますが、ではメディア自体が最強の会社になりえるのでしょうか。ヤフー社やGoogleなど巨大メディアになれば別ですが、メディアの視点ではそれを広告主視点で捉えることが弱いということが挙げられます。
それは単純に社員の属性だったり、向いている方向性もあります。

 一方で、広告代理店は常に様々な広告主に接しているという強みがあり、イニシアチブをとってメディア横断型で企画化していけば広告代理店にとっても勝機があると踏んでいるのではと思います。

オプト社にはAD-PLANという強みがあるため、配信エンジンのシステム的導入は他社に比べて優位性があるため、新たな広告配信システムを開発し、メディアと広告主の懐に食い込んでいくという、オプト社のしたたかな戦略が見えてきます。