心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
情動と感情の違いについて
記事にしました
心と体に変化を与える情動に
名前をつけたものが感情
というふうに
情動と感情を
区別することがあります
前回は
情動に名前を付けられない
つまり
感情が分からないと
感情をうまく制御できない上に
長続きしてしまう
ということを書きましたね
今回は
感情が分からない人たち
について書いていきます
自分の感情が分からないことは
時々なら
誰にでもあると思いますが
実は中には時々ではなく
自分の感情に気付くのが苦手
という人もいて
そういう性質を
アレキシサイミア(失感情症)
と呼んだりします
今回は
アレキシサイミアについて
書いていこうと思います
人間関係や心身の健康に
関わることなので
是非読んでみて下さいね
また
5名限定としていた
研修価格でのカウンセリングを
現在、枠を増やして
延長して行なっています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
記事の最後の方に
LINE登録ボタンがありますので
まずは登録
よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回の内容
自分の感情が分からない人たち
アレキシサイミアの特徴
感情が分からない弊害
私たち人間は
複雑な生き物なので
この気持ちは何だろう…?
と、時々
分別不能な感情を
持つこともありますよね
それは誰でも
経験のあることだと
思いますが
時々ではなく、常に
自分の感情がよく分からない
あるいは
自分の感情に気付きにくい
という人も中にはいます
そういう人たちは
あまり自分の感情など
精神面の話をせず
どう感じたか聞いても
「分からない」
「特に何も感じない」
ということが多いです
なので、一見すると
感情がないように見えることから
日本語では
失感情症と呼ばれたりします
でも実際には
感情がないわけではありません
英語では
アレキシサイミア
と呼ばれているのですが
この言葉はギリシャ語の
a(非)、lexis(言葉)、thymos(感情)
を組み合わせたもの。
つまり
「感情に言葉がない」
という意味を表す造語です
前回、記事にした
情動は感じているけど
それに対する
感情の名前が分からない
という状態が
たまにではなく
ずっと続いている人を
アレキシサイミアと
呼ぶのです
先に言っておくと
アレキシサイミアは
病気ではありません
1つの
性格特性
と捉えて下さい
ただ、
病気ではないのですが
アレキシサイミア傾向に
ある人たちは
鬱などの心身症になりやすい
と言われています
もとはといえば
とあるアメリカの精神科医が
自身が診ている患者の傾向として
自分の感情を表すことが
苦手な人が多い
と気付いたところから
アレキシサイミアという
概念が出てきました
また、
アレキシサイミア傾向が
ある人たちは
心身症になりやすいだけでなく
カウンセリングなどの効果が
出にくいとも
言われています
今回はそんな
感情の言葉を持たないがために
心に負担をかけやすい人たち
について
書いていきます
まずは
アレキシサイミアの
特徴を簡単に書くと
- 自分の感情を言葉にするのが困難
- 情動によって起こる感情と身体の感覚を区別するのが困難
- 内面的なものより、起こった出来事などに関心が向かう
- 空想力、想像力が乏しい
1番の
感情を言葉にするのが困難
というのは
自分の感情を表す
言葉が分からなければ
当然のことですね
そして
情動を認識して
感情に変換することが
できないために
脈拍が上がったり
逆に下がったり
体が熱くなったり
逆に体温が下がったり
といった
情動によって引き起こされる
身体の変化を
感情によるものではなく
体調が悪いといった
ただの身体の変化として捉えたり
することがあります
これが2番目の
感情と身体の感覚を
分けて考えるのが困難という点です
そして
感情が分からないために
自分が考えていることや
なんでその行動をしたのかなど
自分について
深く考えることが
あまりできません
そのため、例えば
上司にひどく怒られるなど
情動が動くような場面で
自分の内面(怖い、悲しい、腹立つなど)
ではなく
起こった出来事(何もしてないのに怒られたなど)
ばかりに
注目して考える傾向があります。
人に話す場合も
どう感じたかではなく
どんなことがあったかだけを
話す傾向があるのです
これが3番目に書いた
アレキシサイミアの特徴です
そして
自分の感情や思ってることを
深く考えることが
出来ないために
他人についても
相手の感情や考えを
深く考えられません
そのため
相手が嫌だなと思うことを
想像したり
こんなことをしたら
面白いだろうなと
空想したりする
そういった能力が
乏しくなってしまいます
これが4番目の
空想力、想像力が乏しい
という特徴です
前回書いたように、
感情を言葉にするだけで
情動を落ち着かせる効果があります
心理的なストレスの中で
情動ストレスは
大きな割合を占めるので
情動を落ち着かせることは
それだけで
ストレス軽減になるはずです
日頃、私たちがしている
「上司に理不尽に怒られてムカつく!」
のような
周囲に愚痴って
感情を受け止めてもらう行為は
それだけで
怒りを少し落ち着かせて
ストレスを軽減する
効果があるわけです
でも、そういった
ストレスの軽減方法を
アレキシサイミア傾向にある人たちは
することが出来ません
感情を言葉にして
表に出すことがないですし
ストレスを感じていることにも
気付かなかったりするので
一見クールで
ストレスに強い人に
見えるかも知れませんが
実際には
感情を外に出さない分
ダイレクトに
ストレスが心身にきます
でも
自分でストレスに気付かないため
鬱などの心身症になって
初めて問題が露見するパターンも
あるのです
また、
心身の問題だけでなく
想像力・空想力の欠如があるために
共感力が乏しくなり
人間関係が
上手くいかないこともあります
例えば、周囲の人が
愚痴を言うなど
ストレスフルな感情を伝えても
アレキシサイミア傾向の人は
それを理解できないため
共感することが出来ず
起こった出来事にのみ着目して
相手の感情を無視した発言を
してしまったりするので
無神経な人、冷たい人
などと、周囲に思われて
しまうこともあるのです
自分の感情が分からない
というだけで
心身や対人関係にまで
影響が出てしまうわけですね
アレキシサイミアの原因は
元々の気質的なものと
生育環境の問題の
両方があると言われています
アレキソミア(失体感)といって
そもそも自分の体内で起こる
情動変化(ドキドキしたり)に
気付きにくい障害がある人もいて
アレキソミアは
アレキシサイミアの原因になる
とも言われています
最初に書いた通り
アレキシサイミア自体は
病気ではありませんし、
感情の分類が苦手だから
即アレキシサイミアという
わけでもありませんが、
感情が分からないことが
生きづらさの原因になることは
否めません
もし、
自分の感情に名前を付けることが
上手く出来ずに
生きることに困難を
抱えている方がいたら
そんな方は
私が話を聞きます
簡単なことでは
決してありませんが
1人では解決できない
感情に名前を付ける作業の
お手伝いが出来たらと思います
現在、
5名限定としていた
研修価格でのカウンセリングを
枠を増やして
延長して行なっています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
まずはLINE登録を
よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
この記事が少しでも
誰かの人生を楽にする
お役に立てたら
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回も
感情に関する記事を
書こうと思います
興味を持っていただけたら
是非フォローよろしくお願いします