心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
人が変わりたいと思う時
について記事にしました
人間は基本的に
安定している環境を変えるのを
躊躇うものです
それが
良くても悪くても
安定してしまうと
変えにくくなってしまう…
でも、それでも
自分を変えたい
今の状態から変わりたい
と思うのは、どんなときなのか?
そんな内容を
前回は書きましたね
について書いていこうと思います
あなたは自分の感情を
ちゃんと言葉で
把握できていますか?
実は
何かイライラする…
何かモヤモヤする…
のような
名前がついてない感情は
コントロールすることが難しい
と言われています
今回は
感情へ気付くことが
感情のコントロールに繋がる
という話です
自分でもよく分からない
負の感情に振り回されて辛い
という方は
是非読んでみて下さいね
また
5名限定としていた
研修価格でのカウンセリングを
現在、枠を増やして
延長して行なっています
詳細は公式LINEで
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今回の内容
情動と感情は別のもの
分からない気持ちは処理できない
自分の感情に名前をつける効果
感情というのは
生まれてすぐの赤ちゃんの頃から
みんな持っているもの
という認識を
持っている人は
多いのではないでしょうか?
それは確かに
間違った考えではありません
どんなに小さな子供でも
その子自身の感情を持っていると
理解して接してあげることは
大切なことです
ただ、
今回の記事に関しては
赤ちゃんの感情と
私たち大人の感情は
厳密にいうと少し違います
それは
情動(affect)と
感情(emotion)の違いです
私たち人間は確かに
生まれた瞬間から
もっと言うと
言葉を持たない原始の時代から
感情を持っていました
この観点で言うと実は
人間だけでなく
猿やネズミなどの他の動物も
感情を持っています
感情があることで
安全なもの、危険なもの、
生命の維持や、種の存続に必要なこと
などを判断することができて
そのお陰で
絶滅することなく
ここまで生き延びてきたのです
例えば、
安定して食べ物が手に入らない
原始の時代なら
栄養の高い食べ物を見つけたら
すぐに手に入れるのが
得策です
そのため
栄養の高い食べ物を見つけると
脳内でドーパミンが分泌されて
心拍数が上がってドキドキし
「あれが欲しい!」という衝動
にかられて、手に入れるための
行動に移れるわけです
他にも例えば
危険を察知した時には
急性ストレス反応が起こって
交感神経が優位になり
心臓はドキドキして呼吸も早くなって
「闘わなきゃ!」あるいは
「逃げなきゃ!」という衝動を感じ、
身を守る行動に移ります
このように、
外からの情報を受けて
脳と体内で起こる
動物的・原始的な衝動を
感情とは区別して
情動(affect)
と呼ぶことがあります
簡単に言うと、
何かを目にしたり
何かが自分に起こった時の
心臓がドキドキしたり
呼吸が速くなったり
血圧が高くなったり
逆に全て沈静化したりする
そういった
心と体に起こる変化のことを
情動と呼ぶのです
では、
感情(emotion)
とは何でしょう?
それは
自分の情動の状態に気がついて
それが何なのか
脳で処理して名前をつけたものです
(難しい言葉で言うと
情動について認知処理したものを
感情と言います)
例えば
誰かに激しく
怒鳴られているときは
心臓は速く脈打ち
汗が吹き出して
呼吸が速くなるなど
ストレス反応が
起こりやすいと思います
でも
全く同じストレス反応が
心と身体で起こったとしても
それを
脳でどう処理するかで
感情は変わってきます
「怒り」と処理して
攻撃的になる場合もあれば
「恐怖」と処理して
逃げたくなる場合もあるのです
実は、怒りも恐怖も
元は同じ情動なんです
ストレス反応だけでなく
興奮している状態や
沈静化している状態
などでも同じで
自分の情動の変化に気づいて
それにどんな名前を
付けるかによって
感情は変わってきます
そう言う点で
赤ちゃんの持つ
まだ名前のない情動と
大人が扱う
認知処理された感情は
少し違うのです
言葉を知らない
赤ちゃんは
当然、感情の名前を知りませんが
赤ちゃんに限らず
私たち大人でも
何か心が動いてるのは
分かるけど
この感情は何なんだろう…?
みたいなことって
ありますよね
なんか心が落ち着かない
なんだかモヤモヤする
なんとなくイライラする
だけどこれが何なのか
なんでこんな気持ちなのか
自分でもよく分からない…
みたいな感じです
それ以前に
情動が起こっていること自体に
本人が目を向けない場合も
人によってはあるかも知れません
周りから見たら
明らかに落ち着いてない
イライラしたり
そわそわしたり
している状態なのに
本人がそれに気付いていない
または
自分の情動を否定したり
無視しようとしたりしていて
「どうしてイライラしてるの?」
なんて周りが指摘しても
「別にイライラしてないよ」
と否定するような状態です
このように
自分の気持ちを把握できない
という状態は
実は色んな面で
良くない問題があります
全て書くと長くなりすぎるので
次回以降に書くとして、
今回1つだけ挙げると
理解できない気持ちには
対処することが出来ない
という問題があります
これは
感情に限ったことではなく、
何だか分からない
どう分類して良いか分からない
得体の知れない物が
目の前にあったら、
どう処理していいか
分からないですよね?
知ってる物
対処したことのある物なら
それが何なのか
危険なのか安全なのか
必要なのか不必要なのか
どう対処するのが適切なのか
分かるので
そこまで慌てずに
冷静に処理できると
思います
でも
全く見たことがない
生き物なのか
なんなのかも分からない
得体の知れない物が
目の前に現れたら…
分からないという時点で
不安で不快だし
どう対処すればいいか分からない
ですよね
同じように感情も
何だか分からないものには
対処できません
そして
分からない感情を
持っていること自体
不安で不快な気持ちを引き起こし
ストレスになったりするのです
このように
なんだかモヤモヤする…
よく分からないけど嫌な気分…
明確に自覚出来ない、
なんだか分からない気持ちは
それ自体がストレスになる上に
処理されないために
長い間を尾を引くこともあります
これはあまり
心身の健康によくありませんね
この問題を解決するために
必要なことは
まず
情動に気が付いて
そして
それに名前を付けて
「ある感情を感じている」と
自分の気持ちを自覚することです
実は、様々な研究の結果
感情を同定・表現することで
情動を抑制できる
ということが
分かってきています
例えば
脳の扁桃体を対象にした
情動の研究
扁桃体は
脳内の情動反応の中枢と
考えられていて
人が情動を感じているとき
扁桃体の活動は
活発になるのですが
実験で
情動的な刺激
(例えば怖い映像とか)
を与えた後に
その情動に対して
名前を付ける作業を
してもらうと
扁桃体の反応が
低下するそうです
つまり
ドキドキ・ハラハラしている
情動に対して
「怖い」などの
適した感情の名前を
付けるだけで
情動が落ち着いてくる
ということ
逆に言うと
本当は怖いのに
怖い気持ちを無視したり
怖くないと否定したりするのは
かえって怖い気持ちを
長引かせるだけかも
知れないということ
不安なとき
緊張しているとき
悲しいとき、辛いとき
考えないようにして
無理に抑え込むよりも
ちゃんと自分の感情に向き合って
名前を付けて
口に出して表現した方が
気持ちは落ち着いてくるんです
名前を持たない
ネガティブな情動を
コントロール出来ずに
振り回されている方の中には
こんなこと考えちゃいけない
自分がこんな風に思ってるわけない
これは私の勝手な考えだ
私より辛い人は沢山いる
なんて、
無意識に自分の感情を抑制して
名前を付けて表現することを
避けている人も
いるかと思います
でもそれは
情動のコントロールとしては
逆効果です
なんだか嫌な気分…という
よく分からない感情を
抱えて困っている方は
抑え込むのはやめて
そのままの自分の感情に
目を向けてみて下さい
適した名前を見つけられたら
きっと少し
楽になるはずです
…とはいえ
中には
自分の気持ちが何なのか
どうしてこんな気持ちになるのか
考えても分からなくて
名前も付けられない
という方も、いると思います
そんな方は
私が話を聞きます
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もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
言葉に出来ない情動に
名前を付けて
手放すきっかけになれば
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回も引き続き
感情に関する記事を
書こうと思います
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