心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
反抗期って何?どう対応すればいいの?
という内容を記事にしました
今回は
人の気持ちを考えるってどういうこと?
という内容を書いていきます
人の気も知らないで
とか
思いやりのない人だ
なんて言葉は
よく耳にしますよね
特に
日本は察する社会
ですからね
でも
人の気持ちを考える
ってどういうことでしょう?
そんなに簡単なこと?
そんなわけないですよね
人の気持ちを考えるって
結構難しいことです
今回は
「人の気持ちを考える」
ということを
心理学の目線で紐解いていきます
人の気持ちが分からないことがある人
または
人に理解してもらえないと感じる人
は是非読んでみて下さいね
また
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今回の内容
人と自分は同じではない
人の気持ちにはなれない
「人の気持ちは解らない」ことを知る
「人の気持ちを考えなさい」
という言葉は
割と良く耳にしますよね
私は子供の頃から
色んな場面で
数え切れないほど
聞いたことがありますし
他者に対して
「私の気持ちも考えてほしい」
なんて思ったことも
沢山あります
でも逆に
「こっちの気持ちも考えてよ!」
とか言われて
(いや、解らないし…)
とモヤモヤしたことも
同じくらいあります
「人の気持ちを考える」って
言うほど簡単ではないですよね
というか、そもそも
「人の気持ちを考える」って
具体的にどういうことでしょう?
今回はその辺を
書いていこうと思います
よく言われるものの
1つに
相手を自分と同じように考える
というものがありますね
例えば
自分がされて嬉しいことは
相手もされて嬉しいだろう
自分がされて嫌なことは
相手もされたら嫌だろう
自分がして楽しいことは
相手も楽しいだろう
という考え方です
これは
人が人に共感するのに
欠かせない感覚ですね
相手のことを
自分と同じ人間として
考えているわけです
実はこれ、
小さい子供が
他者の心を理解し始める
一番最初のステップで
心的等価モード
と呼んだりします
子供は生後1年以内に
自分に心があるように
どうやら他の人にも心があるようだ
ということに
気づき始めます
でも、
小さい内(4歳くらいまで)は
他者の視点を取ることが
出来ないので
自分の思ったこと
自分の感じている世界が
全て現実である
という風に考えます
だから極端な話
自分が好きなもの
イコール
世界にとって好ましいもの
のように思うわけです
これは子供にとって
人の気持ちを考えるようになる
大きな一歩です
…ですが
これが全てではない
ですよね?
なぜなら
自分の感じている世界は
そのまま全部
現実なわけではなく
あくまで自分が感じている世界
だからです
同じ体験をしても
嬉しい人もいれば
不快な人もいます
同じ人を見て
良い人だと思う人もいれば
嫌な人だと思う人もいる
自分の見ている世界と
他の人が見ている世界は別もの
なのです
だから
相手を自分と同じととらえて
人の気持ちを考える
というのは
基本的なことではあるけれど
これが全てと思ってしまうと
逆に
「人の気持ちを考えてない」と
相手に思われる可能性があります
自分は親切のつもりでも
相手は迷惑に感じることもあるし
自分は
相手が喜んでいると
感じたとしても
それは事実ではなく
相手は
実は喜んでいない
ということもあるのです
難しいですね…
「相手を自分と同じように考える」
だけでは
「人の気持ちを考える」
ということには足りないのです
「人の気持ちを考える」
ということについて
もう1つ
よく言われるものに
相手の気持ちになって考える
というのがありますね
もし自分が
相手と同じ立場だったら…
と考える感じです
これは
「自分の視点=現実」という
心的等価モードから
一歩進化して
他者の視点を考慮する
状態になっています
子供の心の成長でいうと
プリテンドモード(ふりをするモード)
と呼ばれたりする状態です
4〜5歳くらいになると
子供はごっこ遊びを
するようになりますよね?
あれって
他者の視点を取れないと
出来ない遊びなんです
自分の視点でしか
世界を認識できない
小さな子供には
難しい遊びというわけです
他者の視点が取れるようになると
相手の心の理解に
また一歩近づきますね
…ですが
やはり
これが全てではない
ですよね?
なぜなら私たちは
他者の視点を
正確に取ることなんて
出来ないからです
ごっこ遊びをする
子供たちを見て
それが
現実をリアルに再現している
とは思いませんよね?
どちらかというと
表面的で、空想的で
現実とは全然違うもの
だと思います
これは
大人の場合も同じで
「相手の気持ちになって考える」
というのは
「相手の立場になったふりをする」
というだけで
本当に相手の気持ちに
なったわけではないんです
あくまで、
相手の立場になった「つもり」の
想像でしかありません
私たちはみんな
感じ方も価値観も違うので
同じ立場になっても
同じように感じるとは
限りません
それを自分なりに考慮して
子供はこう考えるもの
女性はこう考えるもの
B型の人はこう考えるもの…
なんて
自分の中のステレオタイプを
利用してしまうと
かえって現実の相手からは
遠のいていきます
また、
人は自分の気持ちですら
正確に予測できないため
「こんなとき自分ならこう思う」
という予測すら、
現実とは異なる場合があります
そして、それ以前に
「同じ立場」に
なろうと思っても
その立場の
背景にあるものは
その人にしか分からないため
完璧に同じ立場に
なることすら出来ない
のです
だから
自分が相手の立場だったら…
と考えるのは
相手の心に近づくために
大切なことではあるのですが
それでもまだ、
相手の気持ちを考えた
というには十分ではないのです
そこを考慮せずに
相手の気持ちを考えたつもり
になってしまうと
「あなたに私の気持ちは分からない」
と思われてしまうかも
知れません
例えば
相手の立場になったつもりで
考えた結果
自分ならそんな風には思わない
この人の考え方はおかしい
とか
自分みたいに考えれば
上手くいくのに
なんでそう考えないんだろう?
のような考えに
なることが多い人は
相手の気持ちを理解しようと
相手の立場になった「つもり」で
逆に
まるで相手の気持ちを
理解できていない
結果になっています
…やはり難しいですね
相手を自分と同じと考えても
相手の立場になって考えても
相手の気持ちを考えたというには
まだ何か足りないようです
では何が足りないのか?
それは
人の気持ちは簡単には理解できない
ということへの
理解だと思います
外から事情を聞いただけで
少し話を聞いただけで
少し仲良くなっただけで
自分の経験や憶測に基づいて
相手を理解したつもりになるのは
早急すぎます
人の気持ちは
例え長い時間を共に過ごして
どんなに話を聞いたとしても
簡単に理解できるものでは
ないんです
もしかしたら
他者の気持ちを
100%理解するなんてことは
出来ないのかも知れません
でも、だからこそ
分からない相手の気持ちに
配慮する必要が
あるんだと思います
分からないからこそ
「こんな事情があるのかも知れない」
「こんな風に考えるのかも知れない」
「自分には分からない
何かがあるのかも知れない」と
複数の視点、
複数の想像を持って
相手と向き合うことが
「人の気持ちを考える」
ということに
なるのだと思います
これが出来れば
相手を分かった気になって
決めつけてかかり、
安易に非難したり攻撃したりは
しないのではないか
と思います
また
人の気持ちは簡単には理解できない
ということを理解できれば
気遣いがないとか
無神経な人だなんて
簡単には思わなくなると思います
特に
自分の気持ちや状況を
ちゃんと伝えていないのに
相手に理解してもらおうというのは
無理な話だと
理解できるはずです
そして
人の気持ちは
簡単には理解できないし
簡単に理解してもらうことも
出来ないからこそ
「分かってもらえた」と
思うことも、
思われることも、
奇跡みたいに嬉しい
ということに
気が付けるはずです
「人の気持ちを考える」
というのは
本当に難しいことですが
今回の記事が
大切な人の気持ちや
ちょっと苦手な人の気持ちへの
向き合い方を点検する
きっかけになれたら
幸いです
…とはいえ
実は今回書いた
人の気持ちを考える力の基礎、
心の理論と言われるようなものは
子供の頃の親との関わりが
影響してたりします
そのため
子供の頃に親子関係が
不安定だった場合
人の気持ちを考えることが
苦手だったりするのです
なので、
理屈は分かっても
やっぱり
相手の気持ちを考えるのが難しい
というかた方は
私が話を聞きます
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もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
少しでも皆さんの
生きやすさに繋がれば
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
あなたを嫌いな人を
重要な相手にしてはいけない
と言う内容を書こうと思います
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