心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
子供の問題行動への対処法
について具体的に記事にしました
子供が友達を叩いたり
おもちゃを取ったり
問題を起こしてしまったときに
つい厳しく怒って
注意してしまうことも
あると思いますが
子供は余計に
怒ったり泣いたりして
ちゃんと話を聞いてくれない…
なんてこともありますよね
子供に大切なことを教えつつ
問題行動を注意するには
やり方があるんです
前回はそんな
子供を注意する手順とやり方を
なるべく具体的に書きましたね
また
5名限定としていた
研修価格でのカウンセリングを
枠を増やして
延長して行なっています
詳細は公式LINEで
説明していますので
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なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回の内容
反抗期って何だろう?
思春期は自立への準備期間
反抗期のない子供たち
反抗期の話をする前に
思春期と反抗期について
簡単に説明したといと思います
この2つの言葉は
あまり明確に分けて
使われていない場合もありますが
実際には別のものです
思春期は
第二次性徴が始まって
体だけでなく心も
子供から大人になっていく時期
のことを指します
学童期が終わった後の
青年期の前半のことを主に指し、
男女問わず
成長と共にみんな経験する期間です
一方反抗期は
親や身近な人に対して
反抗的な態度を
頻繁に取るようになる時期
のことを指します
正確には
イヤイヤ期も反抗期なのですが
(第一反抗期って言います)
ここでは
思春期に起こりやすい
第二反抗期について
主に触れます
反抗期は思春期とは違って
いつ始まっていつ終わるという
定義のある期間ではありません
主に親、または子供自身が
反抗期だと感じれば、
それは反抗期とされるわけです
だから中には
「いつまで経ってもうちは反抗期だ」
なんて親もいるでしょうし
逆に
うちの子は反抗期がない
自分は反抗期がなかった
という場合もあるわけです
ちなみに
2013年の大学生への研究調査では
4割の学生が
自分は反抗期がなかった
と答えているそうです
みんながみんな
反抗期があるというわけでは
ないようです
では具体的に
どんな状況だと人は
「反抗期だ」と
判断するのでしょう?
ある新聞の親への調査では
「反抗期に一番困ったことは?」
というアンケートに対して
- 言うことをきかない
- 会話がない
- 親を批判する
の順番で多く答えていました
中でも
「言うことをきかない」は
44%の親が答えていて
他の2つの回答の
3倍以上の割合を占めていました
やはり
小学生の高学年になるまでは
比較的親の言うことを
素直に聞いていたのが
急に言うことを聞かなくなると
「反抗期がきた!」
と親は感じるようですね
ではなぜ子供は
思春期に親の言うことを
きかなくなるのでしょう?
過去に
人生の発達課題について
記事を書きましたが
その中で
思春期(正確には青年期)の発達課題は
アイデンティティの確立
ということを書きました
アイデンティティの確立
という言葉自体は
皆さん知っていると思いますが
ざっくり説明すれば
社会の中に自分を確立する
ということです
自分には
何が出来て、何が出来なくて
何が得意で、何が苦手で
何が好きで、何が嫌いで
社会の中で
どんなことがしたいのか
どんな役割を果たせるのか
どんな人間として生きていくのか
そんな
社会の中での自分について
自分で考えて
自分自身で答えを出す
というのが
アイデンティティの確立です
ここでポイントなのは
自分自身で
社会の中で
というところ
親から
「あなたはこれが得意だから、
こういうことをしたらいいんじゃない?」
とか
「そんなことは時間の無駄だから、
もっと勉強して良い学校に行きなさい」
なんて言われて
決めるものではなくて
自分自身で
自分自身の生き方を決める
必要があります
また
自分の心の中や、家族の中だけで
確立できるものでも
ありません
自分や家族が
どんなに優秀だと思っていても
それが社会に適応されなければ
アイデンティティの確立は
難しくなります
周囲と関わる中で
失敗したり、
成功したりしながら
社会の中に自分の価値を見つける
ということが重要なんです
この記事を読んでいる皆さんは
既に経験済みだと思いますが
これはかなり
苦しくて大変な作業です
リアルな自分と向き合って
現実的な未来を考える
というのは
それまで思い描いていた、
やや現実離れした
理想の自分、理想の未来を
一度壊して作り直さなくては
ならない場合もあります
その過程で
挫折を繰り返し
自信をなくし
それでも
それを乗り越えて
自分の生き方を見つける
必要があるんです
これは
自立して
「自分」という
1人の人間になろう
とすること
そのため、
この頃の子供は
「自分」というものを
強く意識します
イヤイヤ期を
自分との出会い、
自我の芽生えと例えるなら
思春期は
自分の再構築
自己の確立といった感じです
両方とも
「自分」というものを意識して
自分で自分のことを決めようと
し始めます
大きく違うのは
イヤイヤ期は
能力的にまだ出来ない
ことが多いのに対して
思春期では
多くのことに対して
自分のことを自分で決めて
自分で責任を取ることが出来る
ようになっていること
もちろん
まだ完全に責任を取れること
ばかりではありませんが、
でも、
目前に迫った「自立」に向けて
全て自分で決断して
自分で責任を負うということが
必要な時期なのです
ここで起きやすいのが
反抗期と呼ばれる原因になる
親との衝突です
自分のタイミングで
自分の判断で
自分の行動を決めようと
している子供に
「早く○○しなさい!」と
言ってしまったり…
自分がしたいことと、
やらなければいけないことの配分を
自分で決めたい子供に
「遊んでばかりいないで
もっと勉強しなきゃダメ!」なんて
言ってしまったり…
現実の自分と向き合って
将来について不安ながらも
色々考えている子供に
「こんな仕事をしたらどう?」
「こんな大学にいった方がいいよ」と
親の希望をしつこく
言ってしまったりすると
「うるさいなあ、分かってるよ!」
「放っといて!」
となってしまうわけです
これは
反抗期の名ゼリフですね(笑)
同じ親としては
早く行動しないと
後で大変な思いをするんじゃないかな?
勉強が足りないんじゃないかな?
将来どうやって生きていくのかな?
なんて
心配になる親心は分かります
でも
思春期の子供は
1人の人間として
自立しようとしている最中です
自分で自分のことを
出来ない子供
のような扱いを大人がすれば
子供が反発しても仕方ありません
子供が思春期に差し掛かったら
1人の人間として
子供と向き合った方が
親子関係は上手くいきますし
子供の自立を
助けることになります
ちなみに
1人の人間として向き合う
というのは
子供の自他境界線を守る
ということです
もしよければ
こちらの自他境界線の記事も
お読みください
思春期に子供が
親と衝突しやすくなる理由は
分かって貰えたかなと思います
では逆に
反抗期がない子供がいるのは
なぜなのでしょう?
実は
反抗期が起こらないパターンは
大きく分けて2つあります
1つ目は
親が最初から子供を
1人の人間として扱っていた場合です
小さい頃から
自分で自分のことを決める権利を
子供に認めて
その責任も子供が負う
というスタンスを取っていると
思春期に入っても
その関係が
最初から出来ているので
子供は反抗する必要がなく
親との衝突が起こりにくくなります
その結果
親も子供もストレスが少ないですし、
子供はアイデンティティの確立に
集中できます
もう1つの
反抗期が起こらないパターンは
子供が反抗出来ないくらい
親が子供を縛りつけてる場合です
子供が自分で
何かを決めることを
親が認めずに
「黙って親の言うことを聞きなさい」
「口答えしないで」
と小さい時から言われていたら
子供によっては
「反抗しても無駄だ」
「反抗することは許されないことだ」
と感じてしまい
自分がどうしたいかなど
考えたり主張したり
することもなく
反抗期と呼ばれる状態にはなりません。
でも
アイデンティティの確立も出来ません
アイデンティティの確立が出来ないと
明確な自分がないため
自信を持ちにくくなります
また
将来の自分のビジョンも
持てないため
やりたい仕事が
見つからなかったり、
仕事が長続きしなかったり
ということが起きやすいです
そして
鬱などにもなりやすくなります
たまに
反抗期がないと
後で大きな問題が起こる
と言われますが
それがこのパターンです
子供には
安心安全で失敗のない
幸せな人生を歩んで欲しいと
多くの親が思っていると思います
でも、そう思うあまり
子供の考えを無視して
親の考える幸せを
子供に強制してしまうと
頻繁に衝突が起こって
親も子供も
ストレスが多い状態になりますし
反抗期の親子関係が
その後の親子関係にまで影響して
子供の自立と共に疎遠になる
なんてこともあります
逆に
目立った反抗期はないけど
子供が自立出来ないまま
という場合もあるわけです
繰り返しますが
思春期は
子供が自立に向かっている
大切な時期です
親が手取り足取り
色んなことをしてあげたり、
何から何まで指示を出すような時期は
とっくに終わってます
ちょっと寂しい気もしますが
色々と世話を
焼こうとするよりも
親から離れて
社会の中で1人の人間になろうと
している子供を
適切な距離を取って見守ることが
子供の幸せに繋がるはずです
親も完璧ではないので
つい言い過ぎたり
口を出し過ぎたり
してしまうこともあると思いますが
少しずつ
1人の人間として
子供と向き合う意識を持って
もらえたら幸いです
とはいえ、
子供だけでなく
親だって毎日ストレスフルで
イライラしちゃって
穏やかな気持ちで向き合えない!
なんて場合もあると思います
本当は誰だって
イライラしながら
子供と向き合いたいわけじゃ
ないですよね
そんな方は
私が話を聞きます
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もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
思春期のお子さんと向き合う
参考にしていただけたら
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
人を思いやるって、どういうこと?
という内容を
書こうと思います
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