心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
心にずかずか入ってくる人への対処法
について記事にしました
自分と他者の間にある
自他境界線
その中にあるものは
全て自分に
権利と責任のあるもので
誰にも奪う権利のない
誰のせいにもできない
ものなのですが
中にはズカズカと
人の境界内に入ってきて
好き勝手なことを言ってくる
人もいます
そんな人に遭遇したとき
どう対処したらいいのかを
前回は主に書きましたね
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今回の内容
嫌いになるのは悪いこと?
嫌いな人≠悪い人
「みんな仲良く」を考える
冒頭でも書いた通り
「みんな仲良く」という言葉は
日本ではよく
使われる言葉だと思います
子供同士が揉めているときに
「仲良くしなさい」
と条件反射的に言う大人も
多いですよね
特に今は
SDGsが流行っていて
その中に「人権」という言葉が
よく出てくるためか
学校でも人権について
取り扱うことが
あるようなのですが
人権を守る=みんなで仲良くする
という説明をしている
学校があるようです
(うちの子の学校がそうです)
個人的には
これはあまり良くない説明だと
思っています
なぜなら
日本の大人が子供に伝える
「みんな仲良く」は
誰とでも仲良く遊びなさい
とか
ゴメンって言われたら許しなさい
とか
友達みんなを好きになりなさい
みたいな
子供の人権を無視した
大人の価値観の押し付け
の場合が多々あるからです
子供が誰と遊ぶか
誰と遊ばないか
決める権利があるのは子供です
気の合わない子と
無理にでも遊ぶように言うのは
子供の権利の侵害です
大人だって
あまり好きじゃない人と
出かけるように
誰かに強制されたら嫌ですよね?
大人も子供も同じです
また、
ゴメンって言われて
相手を許すかどうか
決める権利があるのも子供です
謝ったんだから
許してあげなさいと
大人が強制するのは
やはり権利の侵害です
大人だって
謝られても許せないことって
ありますよね?
大人も子供も同じです
そして当然、
子供が誰を好きで
誰を好きじゃないか
決める権利があるのも子供です
誰にでも同じように
好意を向けられるなら
それはとても幸せなことだし
誰にでも親しみを持って
接することが
できる子になって欲しいと
望む気持ちも分かりますが
それは大人でも難しい話です
大人にできないことは
子供にだってできません
誰にでも親しく接して
誰の罪も許して
誰もを好きでいることを
「みんな仲良く」というなら
それはかなり
実現困難な目標です
たぶん
神の領域です
私たち人間は
大人も子供も不完全なので
誰かれ構わず
親しくは出来ないし
許せないこともあるし
嫌いな人だっています
なんならそれが
親や家族の場合だって
当然あります。
これは
悲しいことかも知れませんが
仕方のないことで
悪いことではありません
自分の感情に
「良い」「悪い」の評価を
付けてしまうと
「悪い」感情を
受け入れることが
難しくなってしまいます
受け入れることが
出来ない感情には
上手く対処することが出来ません
人権問題や
人間関係の問題で大切なのは
好きじゃ気持ちを受け入れて
それにどう対処するか
なんです
誰かを
好きじゃない
苦手だ、合わない
嫌いだなどと思ったときに
気を付けて欲しいのは
あなたが嫌いだからといって
その人が悪いというわけではない
ということです
好きじゃない
苦手、合わない、嫌い
どの気持ちに関しても
全てあなたが
持っている感情で
あなたに責任のあるものです
相手の責任ではありません
でも、
念のため言うと
感情の責任があるのは
あなたですが
あなたが悪いということでも
ありません
例えば
私は苺が大好きで
苺を嫌いな人なんていないだろうと
昔、思っていたのですが
私の大好きな苺でも
嫌いっていう人が
いるんですよね
(種の粒々が苦手って言ってました)
でもこれって、
苺が悪いわけでも
苺を嫌いな人が悪いわけでも
ありませんよね?
単に好みの問題で
どちらが悪いわけでも
ありません
でも
「嫌い」という感情を
「悪い感情」と解釈していると
「自分が嫌な気持ちを
抱いてるんだから
どちらかが悪いはずだ」
という考えに
結びつきやすいです
そうすると
「苺は悪くないよ」
というフォローに対して
「じゃあ私が悪いってこと⁉️」
みたいな返しに
なってしまうわけです
まあ
苺の好き嫌いでこんな会話には
ならないと思いますが(笑)
でも
人間関係のトラブルでは
ありがちな事態ですよね?
苺の好き嫌いと同じように
誰かが誰かを
嫌いになったからと言って
どちらかが悪いというわけでは
ありません
考え方の違いや
価値観の違いで
好き嫌いの感情が起こるだけで
どちらが悪いという
話ではなく、
仕方のないことなんです
それを理解できずに
嫌いな気持ちを
悪い気持ちと解釈し
それを
自分の問題ではなく
相手の問題だと解釈してしまうと
自分があの人を嫌いなのは
あの人が悪いからだ
という発想になり
相手が悪いんだから
相手を攻撃してもいい
という解釈に
なってしまうことがあります
嫌いだから、不快だから
「(不快なことをする)お前が悪いんだ」
と他者を平気で痛めつける事態は
こうして起こります
いじめも
SNSでの誹謗中傷も
ちょっとした
人間関係のトラブルも
自分の「嫌い」を
相手が「悪い」に
変換した結果に起こる悲劇です
もう一度言いますが
自分が不快だからといって
必ずしも
相手が悪いわけではありません
そして逆に
誰かに嫌われたからと言って
自分が悪いという
わけでもありません
両方とも
仕方のないことなんです
「嫌い」という
感情に出会ったら
「嫌い」を攻撃するのではなく
それにどう対処するかが
大切なんです
冒頭から書いているように
誰かを嫌いに思うことは
仕方のないことで
悪いことではありません
誰を好きになって
誰とは気が合わなくて
誰とどう付き合うかは
全てあなたに
権利があります
ただ、
嫌いな相手を攻撃する権利だけは
絶対にありません
誰かを否定したり
嫌がらせしたり
馬鹿にしたり
罵倒したりして
傷つけていい権利なんて
誰も持ってないのです
たまに
表現の自由だとのたまって、
人が傷付くと分かった上で
攻撃的な発言をする人がいますが
権利は武器じゃありません
私たちの人権は
人の権利を侵害するときに限り
制限される
という内容が
世界人権宣言にも
記載されています
つまり
自分の権利で
他者の権利を侵害することは
許されないということ
前回までの記事で
自他境界線の話をしましたが
自他境界線の中にあるものは
全てあなたが
権利と責任を持っているものです
それは
自分の体、態度
感情、行動、考え、
能力、限界、選択、望み
などを指しますが
これは当然
あなただけではなく
他の全ての人に当てはまります
世の中には
色んな考えの人がいて
色んなことをする人がいて
色んな発言をする人がいるので
中には
あなたの常識からは
逸脱した人もいるでしょうし
到底理解できない人も
いると思います
あまり関わりたくない
と感じる相手も
当然いるでしょう
私には
そういう人がいるし、
私のことを
そういう風に思っている人も
いると思います
でもだからといって
相手の境界内にあるものを
攻撃する権利は
私にも相手にもないのです
じゃあ、どうすればいいか?
それは
安全な距離を保って
自分が必要だと思う
最低限の関わりをする
というだけです
関わる必要がなくて
関わりを絶てる相手なら
関係を絶ってしまっても
良いと思いますが
学校だったり職場だったり
ご近所だったり友達だったり
家族だったり
簡単には
関係を絶てない場合も
あると思います
というか
そういう場合の方が
多いかと思います
でもむしろ、
そういう環境だからこそ
お互いが平和に過ごすために
人権を守る必要が
あるんだと思います
人権を守るというのは
誰にでも同じように
にこにこ優しく接して
みんなと仲良くする
ということではなく
好きな人も嫌いな人も
合う人も合わない人もいるけど
お互いに攻撃したりせず
自分の境界も、相手の境界も守って
適切な距離で関わる
ということだと思います
仲良くしたい人とは
仲良くすればいいし
そうじゃない人とは
関わらないか、
一定の距離を保って
関わればいいんです
無理に仲良くする必要は
ありませんが、
わざわざ攻撃する必要も
ありません
自分とは合わない考えを
持っている人がいても、
それはその人の考えで
あなたのものではないので
あなたや他の人の権利を
侵害しない限りは
放っておけばいいんです
もし、
あなたの権利を
侵害してくるようなら
前回記事にしたように
「やめてください」
と適切に言えばいいんです
言うほど簡単なことでは
ありませんが
人間社会を平穏に過ごすために
人権を守ることは
大切な要素になってきます
今回の記事が、自分と周り
特に嫌いな人との関わり方を
考えるきっかけにしてもらえたら
幸いです
また、
そうはいっても
強い嫌悪の気持ちは
コントロールが難しいものです
その対象が
身近な人であればあるほど
難しくなってくると思います
そんな強い
嫌悪の気持ちの裏には
実は
もっと別の
願望や感情が隠れている
場合があります
もし
コントロール不能な
強い感情に悩まされている方は
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もしよければ
こちらの記事もお読みください
今回はここまでです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
子供を「悪い子」にしない教育
について書こうと思います
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