陸上の長距離選手にとって『血液検査を受ける事はとても大切。
長崎県諫早のアスリートがこっそり通うスポーツ整体治療院、院長の田中勇三(たなかゆうぞう)です。
先日、陸上の長距離選手とお話をしていた時に出たこと。
『血液検査をした結果がこの前出たんですよ、貧血はなかったからよかったけど、筋の疲労度がだいぶあがってて、ちょっとびっくりしたんですよね』
とのこと。
数値を見てみるとCPKという項目とGOTと言う項目が、先月と比較するとずいぶん上がっていました(一桁増えていました)
て事は先月の練習はだいぶきつかった、もしくは体がだいぶきつい状態だったということ。
ご飯食べれてる?、睡眠はどう?寝れてる?など生活、練習の中身を振り返るきっかけになりました。
もしこれで、血液検査をしていなくて状況が分からなければ、何かしら痛み・違和感で故障につながっていたかもしれません。
今回は『血液検査をしたときに見て欲しい項目4つ』抜粋してみたいと思います。
その項目はヘモグロビン、フェリチン、CPK、GOTです。
陸上の長距離の選手であれば、大体の選手はもしかしたら知ってるかもしれませんが、復習の意味も込めて見てもらえるとありがたいです。
これは皆さん聞いたことがある言葉だと思います。
そうです、酸素を運んでくれる赤血球の中に含まれるヘモグロビンと言うもの。
これが少なくなると、酸素を運ぶ量が減るということなので、持久力が必要になるスポーツは重要な項目です。
平均的な数字は男性で14から12、女性であれば13から10 くらいです。
この言葉も知られていることが多いと思いますが、貯蔵鉄と言うものです。
血液中の鉄が減ってくると、貯蔵鉄と言うくらいなのでここから補充されるということ。
ヘモグロビンよりも先に数値が下がることが多いので、より早く状態を把握しやすい、貧血を予測できる可能性高いということ。
CPKは骨格筋や心筋の平滑筋などに多く分布する酵素のこと。
この数字が高くなると筋肉などの炎症などを疑います。
これも心筋・骨格筋に多く含まれる酵素で、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると血液中に増えます。
今回は『血液検査をしたときに見て欲しい項目4つ』と言うことでヘモグロビン・フェリチン・CPK・GOTを書いてみました。
検査をすると全部の数字が出るのでいいのですが、全部見て把握するのは大変難しいと思います。
ひとまず抜粋した項目の4つを見て、ご自身を他覚的に見る目安にしていただけたらと思います。
ただ、注意点として1回数値を見て一喜一憂するのではなく、月1で継続的に見ていくことで大体の平均がわかってきます。
そこを注意して自分の数値をより把握していきましょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。
長崎県諫早のアスリートがこっそり通うスポーツ整体治療院、院長の田中勇三(たなかゆうぞう)でした。
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